お知らせ
夏期講座初日を終えて
22日、夏期講座が開講しました。私は開講前日から発熱し(検査の結果、感染症の類いではなかったのですが)日曜月曜火曜と39度以上の熱を解熱薬で何とか抑えての出勤となり、生徒・保護者の皆様にはご心配をおかけしましたが、どうやら火曜までに全快しました。恐らく心因性の発熱だったようで、発熱中も喉の痛み等は全く無く、毎度発熱後に見舞われる苦しい咳も今回はまったくありません。木曜からまた心機一転、全力で頑張ります。
さて、夏期講座の中3は毎日4時間の授業と1時間のテストという構成です。ただ、時間にして5分の1のこの「トライアル」というテストの時間が4時間の授業以上に大きな意味を持ちます。
2018年以降福岡県では、感覚で言うと暗記で8割が何とかなった試験から、暗記だけでは6割をとるのが精一杯の試験内容に変わりました。が、今でも高校入試は半分以上が暗記に頼り、暗記が物を言います。つまり今でも試験前までに知識を詰め込めば平均点くらいは取ることができる試験なのです。
そしてこの暗記作業は塾の授業だけではどうしようもできません。「決める」という意味の英単語は「ディサイド」、そのつづりは「d・e・c・i・d・e」・・・と、何千という単語の一つ一つを塾の授業で扱うことはできません。これらを覚えるためには、自宅で自らコツコツと努力をする以外に方法はないのです。これは社会も理科も国語の漢字も同様です。
だからその膨大な量の暗記を、計画的にできるように、「every志免南里」の中3夏期講座では毎回1時間の「トライアル」を行ないます。毎回指定した英単語、熟語・社会、理科の重要語句・漢字の読み書き、計100個を自宅で覚えてきてもらい、その成果を毎回確認するというものです。
夏期講座初日の中3には、最後に2クラスのメンバーを1教室に集め(やむをえぬ事情で欠席5名)、このトライアルがどれだけ大事なものなのかということと、トライアルのルール(100個中80個正解できれば合格。不合格の場合、罰として19時40分まで居残り勉強)の説明を行ないました。
最初のトライアルを実施した23日、私は別の校舎で授業担当だったため、本日24日に校舎に出向いて一人一人のトライアルの結果を確認して集計し、結果を作成して掲示しました。
ここからは、主に生徒向けに記します。
夏の中3は6月の定期テスト結果で中3全員を真ん中で分けてAクラス(上位)・Bクラス(下位)としています。
今回合格点80点に達していないのは、いずれもBクラスの9名でした。もう一度言いますがこの夏のトライアルは、普段の成績は関係なく単純に頑張ったかどうかが結果に現れる試験です。無論普段の成績が良くない生徒ほどたくさんの勉強量を必要とします(だから普段の成績を考慮して一部の生徒は合格点を50点としました)。要するに今回不合格だった人たちがそうなったのは勉強が苦手だからでは決してなく、単純に普段と同じく今回も「やらんといかんと分かっていたことを結局やらんかったから」なのです。また今回50~60点台の人は、恐らく全く勉強してなかった訳ではないのでしょうが、初日に言った通りこの時期以降は「自分なりに頑張った」とか「頑張ったけど合格点に達しなかった」は全て「知らん」「良い訳はどうでもいい」としか判断されません。ましてや高校入試は結果が全てです。
ランキング掲示の下にも記していますが、「6か月後に高校に行けるかどうかを決める試験がある」ということを今だに分かってない人が多いのではないですか?
夏休みの宿題しかり「気付いたときには遅かった」という経験を皆さんは今までに何度も経験しているはずです。
かつての行動の反省から次の行動を変えるというのは、猿にだってできることです。
この初回トライアルで満点をとったBクラスのMさんは、前日に5時間勉強したらしく「100点取りました!」とLINEで連絡が来ました。きっと最高の達成感を味わったことでしょう。みんな彼女と同じ達成感を味わってみましょうよ。