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旧)経鼻上部消化管内視鏡検査(鼻から入れる胃カメラ)について

【経鼻内視鏡について】

 

当院では口からの胃カメラだけでなく、鼻から入れる胃カメラ(経鼻内視鏡検査)検査も可能です。

 

◆メリット

・経鼻内視鏡検査は嘔吐反射が少なく、苦痛が少なく胃カメラが行なえます。

 

◆デメリット

・鼻の奥が狭い人は挿入できません。この場合、急遽経口に変更することがあります。
 (顔の小さい女性、アレルギーによる鼻づまり等)

・まれですが、鼻出血を起こすことがあります。

・ソフトな操作が必要なため、経口に比べて時間がかかります(経口4~5分、経鼻6~7分)

 

【内視鏡時の麻酔について】

 

当院では内視鏡時に全身麻酔(静脈から麻酔薬を注射しての麻酔)は行っておりません。

 

胃の内視鏡検査は、一般にはとても辛い検査だというイメージがあります。口からのどに物を入れると、舌の根元を圧迫するため、嘔吐反射が起きオェッとなります。これが辛さの最大の原因です。これは、通常の麻酔ゼリーを使用した表面麻酔では、完全に取ることはできません。

一方、鼻から挿入する経鼻内視鏡検査では、舌の根元を触らずに食道に挿入することができるため、嘔吐反射を軽減できます。

 

麻酔薬を使用して、寝ている状態で検査する方法もあり、これが苦痛という点では最も少ないのですが、麻酔薬の使用による事故(呼吸停止なと)の可能性があります。内視鏡検査での死亡事故の原因のトップは麻酔薬による合併症です。もちろんそのような事故が起こる可能性はごく低いものですが、検査で命に関わるようなことがあっては本末転倒なため、当院では、内視鏡時に全身麻酔(静脈から麻酔薬を注射しての麻酔)は行っておりません。

リンク;内視鏡検査の偶発症について

 

また、経口の内視鏡検査は医師の技術により苦痛を大幅に軽減することができます。

当院で経口内視鏡検査を受けられた方の多くに「いままで受けた胃カメラで一番楽だった」と言っていただけます。
また、どうしても全身麻酔薬を使った内視鏡検査を希望される方には、近隣で腕のいい全身麻酔を使った内視鏡検査ができる医療機関にご紹介いいたします。

 

胃カメラに関する、お悩み・ご相談などありましたら、お気軽に医師にお尋ねください。