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お墓にも、その人らしさ。芸術の秋にご紹介したいお墓の話
秋といえば、食欲の秋、読書の秋。そして、芸術の秋ですね😊
今回は、少し意外なところから「お墓と芸術」のお話です。
丸い目に、にっこりとした口元。両手でほおづえをついた、この姿。
写真だけを見ると、美術館にある作品のようにも見えませんか?
実はこれ、芸術家・岡本太郎のお墓に据えられた作品なんです😳
自分の作品が、お墓に
岡本太郎のお墓があるのは、東京都の多磨霊園です。
1923年(大正12年)に開園した、緑豊かな公園墓地で、多くの著名人が眠っています。
太郎の墓碑に使われているのは、自身の作品「午後の日」。
あの「太陽の塔」とはまた違う、親しみを感じる表情ですね。
写真を眺めていると、こちらまで少し笑顔になるようです。
お墓と聞いて思い浮かべる形とは、ずいぶん違うのではないでしょうか🤔
同じ墓所には、父・一平と母・かの子のお墓もあります。
一平の墓碑は太郎の作品「顔」、かの子の墓碑は観音像。
そして太郎の墓碑は、ご両親の墓碑と向き合うように置かれています。
形だけでなく、その並び方を知ると、家族のお墓としての見え方も変わってきます。
形だけでなく、文字にも目を向けて
お墓の印象をつくっているのは、形や彫刻だけではありません。
刻まれた文字の大きさや並び方にも、そのお墓の特徴が表れます😌
私たちが行う戒名の追加彫りでも、まずは既存の文字に合わせて、彫る位置をミリ単位で確認します。
形に目を向けたり、刻まれた文字を見たり。
普段のお墓参りでも、ご自分の家のお墓をいつもと少し違う視点で見るきっかけになればうれしいです。
訪れるときは、お参りされる方への心配りを
多磨霊園の公式サイトでは、園内の案内図やウォーキングマップも紹介されています。
歴史や文化に触れながら、園内を歩く楽しみ方もあるんですね。
ただし、霊園は大切な方を供養する場所です。
散策するときは園路から眺め、墓所の区画内には無断で入らず、お参りや法要の妨げにならないようにしましょう。
撮影についても、現地の案内に従うことが大切です。
ほおづえをついて、こちらを向く「午後の日」。
皆さんには、どんな表情に見えるでしょうか😌
秋のお墓参りに見かける、彼岸花のお話
9月に入り、秋のお彼岸が近づいてきましたね。
お墓参りの道中や、田んぼのあぜ道で見かける彼岸花。
すっと伸びた茎の先に、鮮やかな赤い花。
細い花びらが反り返り、長いおしべが広がる姿は、小さな花火のようにも見えますね😊
今回は、この花とお墓との関わりや、ちょっと不思議な咲き方をご紹介します。
お墓のまわりに咲いているのは、なぜ?
彼岸花を、お墓の近くで見かけたことはありませんか?
その理由には、昔の埋葬の習慣が関係している、という説があります💡
土葬が行われていた頃、埋葬した場所を動物に荒らされないように、
有毒な球根を持つ彼岸花を墓地のまわりに植えたといわれています。参考:東京薬科大学
この「お墓を守ろうとして植えられた」という話には、
私も「そんな理由があったんだ」と感じました😳
身近な花にも、昔のお墓とのこんなつながりがあるんですね。
「曼珠沙華」という、もう一つの名前
秋のお彼岸の頃に咲くことから名づけられた「彼岸花」。
もう一つの名前が「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」です。
これは、仏教で語られる、天に咲く花の名前に由来します。
お墓のそばで見かける身近な花に、仏教ともつながる名前があるんですね😌 参考:大覚寺
花が咲くとき、葉はどこに?
彼岸花をよく見ると、茎のまわりに葉がありません。
花の形や赤い色に目が向きがちですが、言われてみると不思議ですよね。
実は、彼岸花は花が終わってから葉を伸ばす植物です。
葉は冬を越して春まで育ち、やがて枯れます。
その後は地上から姿を消し、次の秋になるとまた茎を伸ばして花を咲かせます。
秋には花、冬から春には葉🍃
同じ場所に生えていても、季節によって見える姿が変わる植物なんです。参考:重井薬用植物園
お墓参りの帰り道に
今度のお墓参りで彼岸花を見つけたら、花だけでなく、足元の茎にも目を向けてみてください。
「この花、あとから葉っぱが出るんだって」
そんな話をご家族としながら眺めるのもよさそうです😌
お墓との関わりや咲き方を知ったうえで見る彼岸花は、これまでより少し身近に感じられるかもしれませんね😳
※彼岸花には有毒成分があります。
お子さんなどが誤って口にしないよう気をつけながら、咲いている姿を楽しんでください。
お地蔵さんは、なぜこんなに親しまれているの?
こんにちは☺️
山梨県笛吹市石和町の依田石材店です。
道端やお寺、墓地などで見かける、赤い前掛けのお地蔵さん。
私たちの暮らしにすっかり溶け込んでいますが、
なぜお地蔵さんは、お寺の中だけでなく、これほど身近な場所にいらっしゃるのでしょうか?🤔
地域によっては、8月24日前後にお地蔵さんを供養する「地蔵盆」も行われます。
今回は、お地蔵さんが長く親しまれてきた理由をご紹介します。
人々のそばで見守ってくださる仏様
お地蔵さんの正式な名前は「地蔵菩薩」といいます。
お釈迦様が亡くなられた後、未来に弥勒菩薩が現れるまでの間、人々を救う役目を担っていると伝えられています。
六つの世界(六道)を巡り、苦しんでいる人々を救ってくださる仏様として、古くから信仰されてきました。
人々の暮らしのすぐそばにいて、困っている人を見守ってくださる。
その身近さが、お地蔵さんが親しまれてきた理由の一つなのかもしれません。
赤い前掛けに込められた願い
お地蔵さんは、子どもを守る仏様としても広く知られています。
各地には「子育て地蔵」や「子安地蔵」と呼ばれるお地蔵さんが祀られ、
子どもの健やかな成長を願う人々の祈りを受け止めてきました。
赤い前掛けや帽子をお供えする風習にも、わが子を大切に思う親の願いが込められているといわれています。
鮮やかな前掛けを見ると、長い年月の中で、多くの人がお地蔵さんへ手を合わせてきたことが伝わってきます😌
なぜ、道端にもいらっしゃるのでしょう
お地蔵さんは、お寺や墓地だけでなく、道端や町の入り口にも祀られてきました。
地蔵信仰が、道行く人の安全や地域を守る信仰とも結びつき、
人々の暮らしに近い場所へ置かれるようになったと考えられています。
小さなお地蔵さんの前に、花やお茶が供えられている姿を見かけることもあります。
その様子からも、お地蔵さんが今も地域の人たちに大切にされていることが分かりますね😌
石のお地蔵さんが見せる表情
石のお地蔵さんは、目元や口元のわずかな違いによっても、その表情が変わります。
穏やかな表情を眺めていると、こちらまで心が和らぎます。
石でつくられたお地蔵さんは、雨や風に耐えながら、同じ場所で長い年月にわたり人々を見守り続けます。
お地蔵さんについて知ると、普段何気なく見ていた道端の小さな姿も、少し違って見えてくるかもしれません☺️
石のお地蔵様の種類や大きさ、設置場所などについても、どうぞお気軽に依田石材店までご相談ください🙌









