しんしんしん雪が降る、しんしんしん…

店主が目指したのは天女の羽衣のような紗雪（さゆき）でした。

ようこそSayukiカフェへ。


私たちSayukiカフェは植山かまぼこ屋かき氷事業部が運営しています。
「なんで蒲鉾屋さんなのに、かき氷？」と思われるお客様は、こちらをご覧になった方が早いかもしれません。
→老舗かまぼこ店にかき氷の行列　閉店救った４代目の知恵（朝日新聞）

1. 夏場は客足が増えないな。売上がなくても冷凍庫ガンガン動いて電気代がもったいないな。
2. 冷凍庫を活用できて客足が増える商売はかき氷だ！
3. せっかくだからこだわりのかき氷を作ろう。ヒット。

2011年夏に売り出したかき氷は年々お客さんを増やし、今では地元のお客様に夏の風物詩としてご愛顧いただけるようになりました。

美味しさの秘密はなにか。それは牛乳と練乳を固まらせた氷を削ってるからです。
水は一滴も使っていません。なので氷結晶のガリガリとした食感はなく、フワフワな雪どけの食感を生み出しています。
「普通の氷と違って、頭がキーンとしない！」という感想のお客様も多いです。

そしてこの氷は自家製です。
蒲鉾製造で培った冷凍技術を駆使して牛乳と練乳を凍結して、冷凍庫で保管します。
氷は専用のかき氷すり機で削りますが、スタッフには「耳でけずれ！」「薄さは天女の羽衣みたいに！」と指導しています。
気温、室温で仕上がりがどうしても変わってしまいますので、削る刃の調整でその日に合った薄さを出します。この時、「音」がポイントで心地良い音を探すのに、ちょっとしたコツが必要でこれは教えて簡単に覚えられるものではありません。同じ量を削っても、削る人によって、盛り方が変わってしまうのです。
こうやって、ちょいちょい蒲鉾屋で鍛えぬいた職人技が光ってしまい、誰でもが出来るかき氷ではなくなってしまいました。
だからこそ、他にはない、特別なかき氷なのだと思います。
「蒲鉾屋なのに」はじめたかき氷は、いつのまにか「蒲鉾屋だから」作ることが出来るかき氷と言われるようになれれば嬉しいと思います。

まぁ、理屈はともかく……
お客様の「わーー！」と喜ぶ顔を見れるようにスタッフ一同がんばります。

→2022年の営業のご案内
たくさん売ることより、紗雪氷を愛してくれるお客様にコロナの脅威におびえることなく安全に売ることを第一とします！

今年は【予約優先】から【予約不要】と変わりました！

じぃじとばぁばと紗雪氷。親子３世代、４世代、みんなで行こう！
老舗蒲鉾店と若者を結びつけるもの、そう紗雪氷です！

紗雪氷をみんなでつくじる。どれくらいの大きさかよくわかると思います。