一言法話

2023-10-01 22:11:00

104.団参の意義


9月27日から9月30日までの四日間、当院の檀信徒30名と共に高野山・奈良・京都へ団体参拝に行ってまいりました。お大師さまのご誕生1250年の記念の年に合わせての団参でしたが、テーマは「大人のための修学旅行」。奈良、京都では、東大寺、唐招提寺、東寺といった有名なお寺の他に、新薬師寺、秋篠寺、浄瑠璃寺といった修学旅行の行程には含まれることの少ないお寺にも参拝いたしました。
私自身、高校の修学旅行で東大寺に訪れましたが、その当時に感じた思いとは、当然ですが全く違うものがありました。今回、古くは奈良時代、平安時代に建立され、国宝や重要文化財に指定された建造物の数々、そして計り知れないほどの人々に拝まれ続けてきた仏様を目の当たりにし、感動という一言では表現できない思いの中、帰路につきました。参加された皆様もそれぞれに、様々な思いを抱かれたと思っております。
京都では舞妓さんの可愛らしい舞いを鑑賞したり、嵐山散策をしたりといった大人の楽しみを満喫することもでき、参加された皆様にも大変喜んでいただきました。
参加される皆様に少しでも喜んでいただきたいという思いで、団参を企画するわけですが、団参を組むことの意義はいくつかあると思います。その一つとして、当院をご縁とする方々が一つの団体を組み、各お寺を巡拝し、同じ宿に泊まり、飲食を共にすることにより、互いに親睦を図ることができ、団結感をもって信仰を深めていただくことができるということが挙げられるかと思います。
私自身にとりましても、参加された檀信徒の方々と、いつも以上に語り合える時間を長く過ごすことができ、関係性が深められた気がしております。
これからも団参を企画していきたいと思いますので、その際には興味のある方は是非ご参加下さいますようお願いいたします。