一言法話

2022-08-01 00:00:00

63.ピンチをチャンスに

 

生きていると大小様々な困難に遇います。今のコロナは第7波と言われていますが、一昨年前から始まったこのコロナ禍もまさしくその一つです。きっと困難のない人生などあり得ないのでしょう。しかし、その困難をどう受け取るかは、人それぞれ違います。

つらいことがおこると 感謝するんです
これでまた強くなれると ありがとう
悲しいことがおこると 感謝するんです
これで人の悲しみがよくわかると ありがとう
ピンチになると感謝するんです
これでもっと逞(たくま)しくなれると ありがとう
つらいことも悲しいこともピンチも乗り越えて
生きることが人生だと言いきかせるのです 自分自身に
そうするとふっと楽になって楽しくなって
人生がとても光り輝いてくるんです
ピンチはチャンスだ 人生はドラマだ
人生がとてもすてきにすばらしく
よりいっそう光り輝きだすんです
ますます光り輝く人生を
ありがとう の心と共に

これは、詩人であり講演家、清水英雄さんの詩です。
お大師さまはこうおっしゃっています。

薬は病に随って無数なり 乗は器に逐うて無量なり

薬は病気によって無数に存在する。それと同様に私達が受け取ることのできる教えはこの世に無限に存在するのだ。
私たちの周りには、自分の受け取り方しだいで、教え、となる出来事に満ち溢れています。そして、つらいことや悲しいこと、困難に遇うことさえも、教え、に出会うチャンスをいただいたんだと捉え、その困難を乗り越えていける力が私達にはあるはずです。どんなピンチもチャンスに変えていきましょう。