一言法話

2026-01-01 18:01:00

126.七福神


新年あけましておめでとうございます。

昔から、お正月には七福神をおまつりしている神社仏閣を巡るのが良いとされてきました。これは江戸時代に大飢饉がおこったことから始まった風習で、作物の収穫が激減した時により多くの神様の力を借りようとしたことがきっかけです。七福神参りは「七難即滅 七福即生(七つの災難が滅して七つの福が訪れる)」の御利益を得られるといわれてきました。
また良い初夢を見るためには宝船に乗った七福神が描かれた紙などを枕の下に入れるとよいということを聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、七福神は仏教の仏様、道教や神道、そしてヒンズー教のバラエティーに富んだ仏や神々だということは案外知られていないかもしれません。
七福神の中で唯一の日本古来の神様である恵比寿さんは日本という国を生み出したイザナギとイザナミの子供であるといわれます。 釣り竿と鯛を持っているのが特徴で、漁業、農業、商業の神様として商売繁盛のご利益があります。
大黒天はインド出身、米俵の上で打ち出の小槌と大きな袋を持つ神様です。
もともとはインドのヒンズー教の神様で戦いの神様でしたが、日本に伝わると食べ物や福の神様となっていきます。金運や開運、縁結びのご利益や勝負運のご利益まで持ち合わせています。
毘沙門天ももともとはインドの古い神様。仏教に取り入れられ、仏様を護る四天王うちの1人となりました。勝ち運や厄除けのご利益があります。 
弁財天は七福神唯一の女性です。琵琶を奏でる絶世の美女であり芸能の神様として芸事、音楽、話術の才能を開花させるというご利益があります。ヒンズー教の創造主ブラフマーの妻サラスヴァティーが由来となっていて仏教に取り入れられ弁財天となりました。
福禄寿と寿老人は同じ神様で名前だけが違う同体異名と考えられている道教の神様です。古来より南極は人の寿命を支配するという信仰が発展して神様となり、南極老人ともいわれます。福禄寿は鶴を従え、杖を突いています。寿老人は鹿を従え、杖と桃を持ちます。いずれも健康や長寿のご利益があります。
布袋尊は中国の仏教の元僧侶です。七福神の中で唯一実在の人間が神格化した神様です。真ん丸なお腹に大きな袋を担いで笑顔でいるのが特徴です。夫婦円満と人徳の神様で金運や出世運、仕事運アップの神様です。
このお正月、七福神や様々な仏様・神様に願いを託し、今年一年よりよい年になるようともに祈りましょう。