一言法話
2025-09-01 14:40:00
122.魔法の言葉
私たちが普段何気なく使う「ありがとう」という言葉は「有難し」という仏教語が語源となっています。
仏教語としての有難しは、人間としてこの世に生まれ仏の教えに出会うことが出来たことはとても貴重なことなのだという意味ですが、それが転じて「ありがとう」は感謝の気持ちを表す言葉となりました。
この感謝の言葉「ありがとう」にはすばらしい効能があることを知っていますか。
「ありがとう」と感謝されることはもちろん嬉しいことですが、感謝の気持ちを伝える側にも様々な効能があるそうです。
人間の脳内には感謝の言葉を口にすることによって3つの幸せホルモンが分泌します。その1つがセロトニン、精神を安定させるホルモンです。2つ目はドーパミン、やる気や幸福感に関係し集中力を高める効果があります。3つ目はオキシトシン、これは人間関係の改善や信頼感の向上に貢献するホルモンで絆ホルモンと呼ばれます。
感謝の気持ちを表す言葉の代表が「ありがとう」だといえますが、こうした感謝の言葉を口にすることによって、3つ幸せホルモンが脳内の神経回路に良い影響を与え、心の安定がもたらされるのです。
仏教には無財の七施といって誰でもできる布施があります。その中の1つに愛語施(言辞施)‐思いやりのある優しい言葉ををかけること、がありますが、「ありがとう」はまさしく愛のこもった優しい言葉です。「ありがとう」は科学的にもその効能が証明されている、かける側も受けとる側も幸せな気持ちに包まれる魔法のような言葉です。