一言法話

2025-04-01 21:08:00

117.種を蒔こう


今日から新年度です。ちょうど1年、この一言法話をお休みしておりましたが、今回より再開させていただきます。

昨年お亡くなりになられた詩人の谷川俊太郎さんが東京都の立川市にある幸小学校の校歌を作詞されています。

わたしが たねをまかなければ 花は咲かない
ぼくが足を 踏み出す時 道は限りない
自分で考え 自分で始める
幸小のわたしたち

わたしが 明日をあきらめたら 朝はもう来ない
ぼくが星を 見つめるとき 空は限りない
焦らずこつこつ ねばってやりぬく
幸小のわたしたち

ひとりが 歌を歌いだすと 声はこだまする
ひとりひとり 手をつないで夢は限りない
みんなでなかよく 力を合わせる
幸小のわたしたち

種が蒔かれるという原因がなくては、花が咲くという結果は生まれません。明日という希望を持ち続けるからこそ、朝の輝く光は射し続けます。そして、この詩が訴えかけていることは、因となるものを自分で考え、始めなくてはいけないということです。他人任せであってはいけない、主人公である自分が踏み出していかなくてはということです。その強い思いから発せられた希望の声はこだまし、夢は限りなく広がっていくとものと信じます。

谷川さんのこの詩に出会い、私自身改めて大切な指針をいただきました。

日光院にご縁を持たれた方、そしてこの一言法話をお読みいただいた方が仏教、とりわけ真言宗の教えを生き方の道しるべとしていただけるよう新年度、心新たに声を発していきます。