2.インフルエンザ
毎年冬になると流行するインフルエンザ。予防と対策をしっかりして、重症化を防ぎましょう。2010年からは、インフルエンザワクチンは季節性と新型の両方に対応したものになりました。
[インフルエンザとは] インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症のことを言います。風邪と似た症状が出ますが、違いは、突然の38度以上の発熱、寝ていても全身の倦怠感、筋肉痛、間接痛が続きます。また、高齢者の場合は重症化する可能性が高く、死亡につながる危険があります。小児でも、インフルエンザ脳症につながる危険があります。季節性と言われるものと新型と言われるものがあります。新型は突然変異で人間に感染するウイルスなので、ヒトが抗体を持っておらず、大流行する危険があります。2009年に大流行した鳥インフルエンザからの突然変異のウイルスも新型です。
[インフルエンザの症状] 突然の高熱(38度以上)、頭痛、全身の筋肉痛、倦怠感、関節痛、喉、胸の痛み、鼻水、腹痛、下痢などの症状が出ます。自分で風邪と判断するのはとても危険ですので、必ず医療機関への受診をしてください。
[インフルエンザの予防] インフルエンザは感染者の咳などでウイルスを吸い込む飛まつ感染、ウイルスが付着した手で口や目から入る接触感染があります。以下を参考にして、できるだけ予防してください。
1)インフルエンザ予防接種 インフルエンザの予防に一番効果があります。ワクチンは、毎年流行しそうなものを予測して作られますので、100%の予防になるわけではありませんが、高い可能性で感染を防ぐことができますので、特に重症化しやすい高齢者や子どもには接種をオススメします。
2)手洗い・うがい 外から帰ったときなど、こまめに石鹸で手洗いして、うがいをしましょう。アルコールの消毒も有効です
3)マスク・咳エチケット マスクは予防の効果は残念ながら低いといわれています。しかし、自分がインフルエンザなどにかかっているときに、咳やくしゃみによってウイルスを拡散させないという点で有効です。咳が出るときはマスクをして外出しましょう。
[インフルエンザにかかったら] 医療機関に受診しにいきましょう。風邪と間違えやすいので、自分で判断するのはとても危険です。
◆インフルエンザ予防接種◆
インフルエンザの接種は予約制です。 受付は10月末から1月位までです。予約していただければ期間中体調の良いときにいついらしても大丈夫です。 摂取回数は、中学生までと受験生(希望者)は2回、それ以外の方は1回が基本です。抗体ができるまでは接種から2,3週間かかるといわれています。 2回接種される場合のオススメの時期:
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