B5版、ハードカバー、32ページ。
発売日 2023年4月15日 初版第一刷発行
作・絵 永井利幸
発 行 みらいパブリッシング
発 売 星雲社
内容紹介(出版社より)
涙のあとに希望が見えてくる絵本。
魂を持つ「泣く木」の伝説が、令和の時代に不死鳥のごとく蘇りました!!
北海道栗山町に伝わる「泣く木」の伝説から、この絵本は生まれました。
「泣く木」伝説は、地元の人たちの間で語り継がれてきた、ちょっぴり悲しい物語です。
人に降りかかる悲しみにそっと寄り添いながら、北の大地に枝葉をひろげ、その身内に「魂」を宿して何百年という長い歳月を生きてきた、聖なるハルニレの木の物語。
その物語の深さとやさしさに共感した人々の協力を得て、このたび「泣く木」伝説は一冊の美しい絵本になりました。
物語のすばらしさもさることながら、繊細で力強いタッチで描かれた鉛筆画の線や形は、物語以上に多くのことを語りかけてきます。
白と黒だけの表現なのに、そこには豊かな色彩が潜んでいます。
色彩にあふれた環境で育った子どもたちの目にも、きっと、その美しさは伝わるでしょう。
「木霊っていうのはな、木に宿っている魂のことだ。それも、樹齢が百年も二百年も超えて、長い年月を生きている樹木に宿っている魂のことだ」
ーー本文より
本作は、第7回絵本出版賞優秀賞受賞作です。
出版社からのコメント
カラフルな色彩の楽しい絵本ではありません。
けれどもこの絵本は、子どもたちのやわらかな心に種子を蒔き、ゆっくり成長して、やがて美しい花を咲かせるでしょう。
読み聞かせにもこの1冊を。
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