日記
京都の夏、「宵山万華鏡」
森見登美彦さんの「宵山万華鏡」を読み終えました。
せっかくなので、祇園祭がはじまる前に読んでおきたいなあと思っていました。
前に図書館で借りたものの(2回借りた)、最後まで読み切れずで、
それでも気にかかっていたので結局、買いました(中古だけど新品みたい)。
装丁が、とても豪華で、きらびやか✨なのです。
表紙の絵は、物語のそれぞれの場面が交わって描かれています。
外カバーの表紙と、本体の表紙の絵が、異なっていたので、感激しました!
2編めの『宵山金魚』と、3編めの『宵山劇場』は、
「夜は短し歩けよ乙女」を読んだ時のような、面白さやおかしさが沸き上がってきて、
~いよっ!待ってました!森見節♪~、といった感じで、
とてもとても楽しく読めました!
そんな調子で、最後までお笑いベースで進んでいくのかなと思っていると、、
そうではなかったです。
後半はもの悲しかったり、ハラハラしたり、ぞぞっとしたり、ホッとしたり、、、と
気持ちが大いに揺れました。
そして読み終えた後も、
気になるページをパラパラ見返しては、物語の確認をしたりしています。
来月(7月)は、「宵山万華鏡」の余韻にひたりながら、
祇園祭、京都の夏に、思いを馳せたいと思っています。(蒸し暑いですよねーーっ💦)
読書三昧の予定でしたが。。
図書館が年末年始の休館期間に入る前に、借りておかなければと、
先月の12月28日の夕方、気になる本を数冊選んできました。
本を読みたいモードに入っていたのもあって、
今は3冊を並行に読んでいます。(だから並行読書というのですね)
『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス 早川書房
『病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと』 市原真 大和書房
『シャーデンフロイデ』 中野信子 幻冬舎
年末の最終営業日に、本好きのお客さまと、
「お正月休みは、読書三昧にしましょうね~♪」
と息巻いていたものの、さほどページ数は進みませんでした。(ま、いいか)
返却期限までには読み終えたいです。