日本酒とワイン
山梨とワインの歴史
生き残るために
長い間、日本のワインは本来の「酒」としての役割を日本人に認められずにいました。山梨でも昭和の時代では旅行の際のお土産ワインが生産の中心。それは甘口タイプが主流でした。
ですが、食の西洋化、食の多様化に合わせてワインは生活のなかに浸透しはじめます。
わずかですが山梨でも辛口のワインはありましたが、世界中から輸入されるワインに勝てる状態ではなかったのです。
お土産ワインを作り続けるか? だけど先細りは明らかで、数年後の産地消滅は確実。
本格的なワインに挑戦するのか⁈ しかし造っても売れる保証は無い。在庫を抱えて収入がなければ倒産するかもしれない。
ワイナリーは恐ろしい二択に迫られます。。。そして後者を選び、世界に通用するワイン造りを始めたのです。
これはやはり、甲州というぶどうがあったからこその選択だったのではないでしょうか。