日本酒とワイン
甲州ぶどう
世界で飲まれるワインに
ワインは世界中で飲まれ、醸造されるものですが、その土地の固有品種を持つ国は少ないそうです。そういう意味でも甲州ぶどうは日本人として誇るべき品種であり、大切に守り育てる必要があるぶどうだといえます。
そしてワインが世界中で飲まれるものであるなら、甲州ワインも世界中で飲まれなければ生き残れません。井の中の蛙のままでではワインワールドで通用しないのです。
2010年1月、甲州ワインは繊細にしてシックな日本ワインとしての地位を確立するために、ヨーロッパへのプロモーションとしてロンドンで試飲会を開き、世界へのアピールを始めました。
さらに2010年4月、日本固有品種で初めて葡萄ワイン国際機構に品種登録され、輸出の際「koshu」とラベルをつけ出荷できるようになりました。「和食」にあうワインとして注目されているのです。
近年は海外のワインコンクールでも入賞するワインも増え、世界基準の実力をつけてきました。
2018年10月には日本ワインにはぶどうの産地を明確に記述することが義務付けされました。
GI.Yamanashi と明記されたワインは100%山梨産のぶどうを使用したワインです。
(GI とはgeographical indications [地理的表示]の略。)