【カップリング曲は、童謡「花かげ」(作詞 大村主計、作曲 豊田義一)】

子供たちへ歌い繋いでいきたい童謡「花かげ」。私の住む山梨県甲州市塩山(えんざん)には、歌のモデルとなった桜並木があります。詩人 大村主計(かずえ)さんは、現在の山梨市の生まれです。少年時代に嫁ぐお姉さんを見送った時のことを、後年に回想して一夜にして書き上げたと言われ、昭和の初期に流行歌となりました。 満月の夜、桜が舞う中、人力車に揺られて行くお姉さんの背中を見て、悲しんだ思いと同時に、一人でも頑張っていくという決意を感じました。人生にはそれぞれに様々な別れがありますが、その中でも前向きさを忘れずに、生きていきたいという気持ちを込めて歌います。


花かげ
作詞 大村主計
作曲 豊田義一
編曲 小林真人

十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの おねえさま
俥(くるま)にゆられて ゆきました

十五夜お月さま 見てたでしょう
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの ねえさまと
お別れおしんで 泣きました

十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
遠いお里の おねえさま
わたしはひとりに なりました