おしらせ
2021-03-29 11:45:00
シニア犬・シニア猫のシャンプー&トリミングについて
皆さんの家族であるワンちゃん・猫ちゃんは今何歳でしょうか?
看板犬のミルク・リンは推定11、12歳ほどで、シニア犬まっしぐらです。
【古川店の看板犬のリン君】
年齢を重ねてくると毛の色が白っぽくなったり、動きがマイペースになってきたりとシニア犬・シニア猫ちゃんの可愛さが出てきますよね。
一緒に過ごしてると、ゆったりと時間が過ぎていくのが私はとても落ち着きます(*^-^*)
今回は、そんなシニア犬・シニア猫ちゃん達の
シャンプーやトリミングについてお話させていただきます。
年齢を重ねて、若いころと比べてみると色々と変化があるのではないでしょうか?
例えば・・
〇散歩が大好きだった子が、家でのんびり過ごすことが好きになった。
〇ご飯は毎食食べていたのに、食べたり食べなかったり。
〇トイレの場所を失敗するようになった。
〇寝る時間が長くなった。
〇目が見えずらい、耳が遠くなった 等。
毎日一緒に過ごしていくと少しずつ年齢を重ねてきたんだなと改めて思いますよね。
私たちトリマーも毎月、数カ月に1度くらいのペースで会うだけでも前回と様子が違うことに気づきます。
今回は爪切り嫌そうだな、顔持たれるのが苦手になっている、シャンプー中にふらついた、目が白くなってきた、体にイボがある、など
作業をしながらワンちゃん・猫ちゃんを細かく見ています。
シニア犬・シニア猫ちゃんを担当するにあたり、心がけていることがあります。
それは…
絶対に無理をさせないこと!
無理に行っても 体力的につらくなり、体調不良を起こす可能性があります。
作業時には変わりなくても、家に帰ったらぐったりする場合もありますので、必ず様子を見ながら無理をさせないよう行うことを大切にしています。
途中でお返しする場合もある!
体調を見て、少し元気ないかな?いつもと違う…と思った場合は、シャンプーはせず、爪切り・耳掃除等、できそうなところをみつけ、なるべく体に負担を掛けないことを徹底します。
トリミングの中で特に体力を使うのは実はシャンプーなんです。
なので体力を少しでも温存して、元気にお家に帰ってもらうために、無理にシャンプーは行いません。
シニアになってくると今までできていたことも、少しずつ難しくなってくる作業もあります。
視力が落ちてくると、顔カットや目元のカットが特に怖いのか、嫌がる子が多いと思います。
顔カットは顎下の毛を持ち、安定した状態で行いますので、かなり動く場合は危険ですので
無理に行いません。
トリマー1人で難しい場合…
1人での作業が難しい場合、もう1人のスタッフに保定をしてもらいながら行うこともあります。
保定とはどうしても動いてしまって危ない場合、怪我をさせたりテーブルから落下しないよう、1人が作業を行い、1人が抑えることです。
無理やり押さえつけることではなく、負担にならないよう抱っこをしながら作業したり、その子の身体を支えてあげたりします。
~まとめ~
① 常にワンちゃん・猫ちゃんの体調、様子を見ながら変化がないか確認し、シャンプーやトリミングを行います。
②無理に行っても体調不良を起こしたり、場合によっては命の危機になる可能性も合います。
③ワンちゃん・猫ちゃんと向き合い、 何が出来てどの作業が難しいかしっかり判断をします。
④場合によってはシャンプーはせず、部分的なこと(爪・耳掃除・足裏カット等)のみ行い、途中でお返しすることもあります。
⑤1人で難しい場合はもう1人のスタッフに保定してもらい、2人掛かりで作業します。
(※保定しながら作業する場合、保定料金が発生いたします。)
当店はシニア犬・シニア猫だからといってお断りすることはありません。
今の体調はどうか、変わりはないか、持病はあるか等、細かく確認させていただき、ご来店当日の体調を見てシャンプーやトリミングできるか判断いたします。
可愛いわが子をキレイにしてあげたい✨そのお気持ちはとてもよくわかります(*^-^*)
ただ私たちトリマーが大事にしている考えは、
【無事に飼い主様にお返しすること!元気にお家に帰ってもらうこと!】
これがなにより大切です。
シャンプーコースやトリミングに出す前に、最近の様子や体調の変化に変わりはないか確認してみましょう。
(下) 白パグの三本木看板犬ミルク♪
(上) パピヨンの古川店看板犬リン♪