日記
ICD11
ICD11(国際疾病分類)という国際共通の疾患コードがあります。
この国際コードのおかげで、世界でどの疾患がどれだけの人数どの地域でいるか、の統計が出せるようになっているわけです。
パンデミックもですよね。
コード9は視覚機能の疾患コードにしています。
コード9の下位に英数字を入れて視覚機能に関する全ての疾患をコード分類表記しています。
そのうち、コード9D40から9D46は、視覚機能の障害に関する分類になります。
視覚障害についてをここで整理している、と考えて良いかもしれません。
コードを見ますと、
9D40 Impairment of visual acuity 視力の障害
9D41 Impairment of visual field 視野の障害
9D42 Patterns of visual field impairment 視野障害のパターン
9D43 Impairment of contrast vision コントラストの障害
9D44 Impairment of colour vision 色覚障害
9D45 Impairment of light sensitivity 光感度の障害
9D46 Impairment of binocular functions 両眼視機能の障害
となっています。
視力、視野、コントラスト、色覚、光感度、両眼視に関してを視覚機能の障害としてあげており、このうち9D42の視野と9D45NO光感度に関しては、
さらに下位コードで細分化しています。
9D42の視野は、
9D42.0 Visual field loss, pattern not specified 視野喪失、パターン指定なし
9D42.1 Normal Visual Field 通常の視野
9D42.2 Peripheral field deficit 周辺視野の欠損
9D42.3 Hemianopic or quadrantic loss 半盲または四分円の欠損
9D42.4 Central scotoma 中心暗転
9D42.5 Para-central scotoma 傍中心暗点
9D42.6 Homonymous hemianopia or quadrant anopia 同名半盲または四半盲
9D42.7 Heteronymous hemianopia or quadrant anopia 異名性半盲または四半盲
9D42.8 Visual field loss, other specified forms その他特定の視野欠損
9D42.Y Other specified patterns of visual field impairment その他特定の視野障害
9D42.Z Patterns of visual field impairment, unspecified 視野障害のパターン、詳細不明
となっていて、9D42.2 Peripheral field deficit 周辺視野の欠損をさらに下位コードで細分化します。
9D42.20 Enlarged blind spot 欠損の拡大
9D42.21 Arcuate scotoma 弓状(円弧)暗転
9D42.22 Nasal step 鼻先
9D42.23 Ring scotoma 輪状暗転
9D42.24 Isolated peripheral scotoma 孤立性抹消暗転
9D42.2Y Other specified peripheral field deficit その他特定の周辺視野欠損
9D42.2Z Peripheral field deficit, unspecified 周辺視野欠損、詳細不明
9D42.6 Homonymous hemianopia or quadrant anopia 同名半盲または四半盲も下位コードで細分化しています。
9D42.60 Right hemi-field homonymous hemianopia or quadrant anopia 右半盲同名半盲または四半盲
9D42.61 Left hemi-field homonymous hemianopia or quadrant anopia 左半盲同名半盲または四半盲
9D42.6Y Other specified homonymous hemianopia or quadrant anopia その他特定の同名半盲または四半盲
9D42.6Z Homonymous hemianopia or quadrant anopia, unspecified 同名半盲または四半盲、詳細不明
9D42.7 Heteronymous hemianopia or quadrant anopia 異名性半盲または四半盲も下位コードで細分化しています。
9D42.70 Bi-nasal defects heteronymous hemianopia or quadrant anopia 両鼻欠損異名性半盲または四半盲
9D42.71 Bi-temporal defects heteronymous hemianopia or quadrant anopia 二時期性欠損異名性半盲または四半盲
9D42.7Y Other specified heteronymous hemianopia or quadrant anopia その他特定の異名性半盲または四半盲
9D42.7Z Heteronymous hemianopia or quadrant anopia, unspecified 異名の半盲または四半盲、詳細不明
視野に関して、どのタイプでどの範囲の欠損であるかを知ることは、生活リハビリテーションを実施していくうえで大切な情報になります。
眼球構造の疾患による結果としての視覚障害、眼球構造に問題がなくても視神経のトラブルによる結果としての視覚障害、眼球構造、視神経に問題がなくても、受け取る脳のトラブルによる視覚障害、あるいはその複合として視覚障害は多様な個別性を生じることになります。結果としての視力や視野の見えずらさになりますが、ご覧の通り、視野をとってみても、これだけの細分化がされるわけです。
まして、ここに時間、場所、環境、天候、体調などによって見えづらさに変化を生じますので、なおさら個別性を理解することの重要性を思うばかりです。
見えない、見えづらいの多様な個別性を社会に理解してもらいづらいことが、視覚障害に関する啓発の難しさですから、安直なアイマスク体験、障害体験を是正していかなくてはならないのですが。同行援護従業者の講習会の実技でさえ、誤った理解を促すアイマスク体験のさせ方があるような気がしてならないですね。
まして、お子様に対しての障害体験など、さらに心配をしてしまうところですね。
さて、東海、近畿、中部地方は梅雨明けをしたのでしょうか。今日も暑いけれど、空気感が変わった気がしました。
今日も1日お疲れ様でした。
また明日 by 永瀬 賢