療育コラム(ルールを守るということ②)
ルールを守るということ②
「ルールを守る」ということを通して見えてきた 2つのこと。
一つ目は、
子どもたちは 、時間がかかっても 楽しいことを通じて
ルールを学び 対話をして そして 折り合う力がついていくということ
そして二つ目は 、
大人たちのルールへの理解ととらえ方
についてです 。
子どもたちがルールは苦手だから…
主体性がなくなるから…
失敗経験になるから…
その結果 ルールのある活動はやめておこう…となってしまったり、
ルールに対して ネガティブに捉えて、
子どもに対して 伝えてない…
果たしてそれで大丈夫でしょうか。
ルールなしの活動は型なしともいえます。
ルールのない世界は、一見
自由で
受け入れが良くて
優しく見えます、、、
でも、このルールのない 何でもありの型なしの状態を
「自由」とか「優しい世界」とかいう言葉に逃げてしまいがちな 場所も
たくさん見てきました。
そして この型なしの状態で学んだことを 、
「これでいいんだ」
と子どもは誤学習します。
年齢を重ねて困るのは 、
そういう 気持ちを超えた経験が少ない
それで良いと思った誤学習してきた 子どもたちです 。
そして、
人から誤解を受けたり、
人間関係がうまくいかなくなったり、
最後は、「障害だから仕方ないよね」と 言われます。
その過程を 丁寧に 経験していないだけなのに、、、
障害があっても なくても
生きていく中で 人と関わり合うことは
避けては通れないことです。
そして、人と関わり合う中で起こるのは、
人間同士のぶつかり合いです。
好きも嫌いも、嫌も楽しいも…
自分で折り合いをつけて
人と関わることを楽しめる力を育てる
そこに丁寧にアプローチするのが
あすぱるです。
人との結びつきを深めて、
信頼できる大人と子どもたちで ルールを一緒に考えて
一緒に乗り越える、、
めんどうくさいことを丁寧に
そして、確実に子ども達の心の成長につながっていく
そんな心に実りの多い場所を心がけています。