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インタビュー: 一般社団法人大和飛鳥ニューツーリズム 北門局長
今回は飛鳥地域で民泊のコーディネートを行なっている
一般社団法人大和飛鳥ニューツーリズム
北門 佑寅 局長に
日々の活動についてのインタビューを
させていただきました。

一般社団法人 大和飛鳥ニューツーリズム
北門 佑寅 局長
記者:
一般社団法人大和飛鳥ニューツーリズムとは、どのような
組織なのでしょうか?
北門局長:
2011年に明日香村商工会の事業としてスタートし、
2019年に一般社団法人化しました。
主な主力事業は、国内外の
中高生を一般家庭に泊める「民泊」のコーディネートです。
最近では、ヨーロッパからの大人の方のホームステイや、
サイクリング、醤油絞り体験
といったインバウンド向けの
体験事業も手がけています。
現在は、
1. 国内外の教育旅行の受け入れ
2. 海外の大人のホームステイ
3. 各種体験事業
の3つを柱に、従業員5名と地域おこし協力隊1名で運営しています。
記者:
教育旅行で受け入れている生徒さんは、どのような年齢層や
地域の方が多いのでしょうか?
北門局長:
国内に関しては中学生と高校生で、公立・私立問わず、
主に首都圏(神奈川、千葉、東京、静岡)
や北陸、
広島など全国各地からお越しいただいています。
関西圏からも、高校1年生の
オリエンテーション合宿や
中学2年生の野外活動などで利用されることがあります。
海外に関しては、主に台湾、インドネシア、シンガポール
といったアジア圏の中高生が中心です。

記者:
これだけの規模の受け入れを行うには、
かなり前から調整が必要そうですね。
北門局長:
はい。1年前から学校の先生の下見が始まり、準備を進めます。
実際には2年先まで
予約が入っており、現在は2028年度の予約を
受けている状況です。現在は1回で
約280名規模の受け入れが
できる体制を整えており、関西でもこの規模で実施している
ところは珍しいため、非常に需要が高いと感じています。
記者:
それだけ多くの人数を、明日香村内だけで受け入れているのですか?
北門局長:
いえ、明日香村を中心に、現在は11市町村にまたがる広域で
受け入れを実施しています。
そのため、学校側には明日香村
単体ではなく「大和飛鳥の地域」で受け入れていると
お伝え
しています。
記者:
受け入れにあたって、ホストファミリーの方々に大切にして
もらっていることはありますか?
北門局長:
主に3つあります。
1つ目はコミュニケーションです。体験はあくまで手段であり、
目的は対話を通じて交流することだと伝えています。
2つ目は、一緒に食事を作る「共同調理」です。食卓を囲む
温かさや食のありがたさを体験してもらいます。
3つ目は「地域の良さを知ってもらう」ことです。
自分の住む地域と比較することで、生徒自身が自分の故郷の
良さにも
気づくきっかけにしてほしいと考えています。

記者:
近年はアレルギーや多様性への配慮も重要視されていますが、
その点はどのように対応されていますか?
北門局長:
安心・安全を最優先にしています。アレルギーに関しては、
事前に献立を家庭に考えてもらい、
保護者や学校の確認を経て
実施します。また、全家庭が保健所の衛生講習やアレルギー講習を
受講しています。生徒のバックグラウンドについても、学校側から
丁寧にヒアリングし、
最適なホストファミリーをマッチングできるよう
日々調整しています。
記者:
実際に体験した生徒さんたちの反応はいかがですか?
北門局長:
入村式の時は不安そうな表情をしていますが、
離村式で戻ってきた時は
驚くほど晴れやかで充実した
表情をしています。
「参加して本当によかった」
と言ってくれる子が非常に
多いです。
印象的だったのは、不登校だった
生徒さんのエピソードです。
修学旅行に来れるかどうかも不安視されて
いましたが、
民泊での1泊2日が非常に充実していたようで、
帰宅後は
学校に通えるようになったという報告を
先生からいただいた時は、
大きなやりがいを感じました。
記者:
受け入れるホストファミリー側の反応はいかがでしょうか?
北門局長:
緊急時の対応など苦労される面もありますが、基本的には皆さん
「いい子だった」
と喜んでくださいます。生徒を孫や子のように
可愛がり、お別れの時には泣いて
抱き合うほどの絆が生まれる
こともあります。
記者:
お別れの際の「送り出し」でも、何か意識されていることが
あると伺いました。
北門局長:
はい。バスが見えなくなるまで手を振ること、そして
「さよなら」ではなく、
家族を送り出す時のように
「いってらっしゃい」と声をかけることを大切にしています。
10年前に宿泊した台湾の学生が、感謝を伝えに再び
ホストファミリーを訪ねてきたという
素晴らしい話も
ありました。
記者:
最後に、村の皆さんや、これから民家ステイに参加される方々へ
メッセージをお願いします。
北門局長:
村内の方には、この事業が地域の活性化や話題作りに繋がることを
知っていただき、
ぜひホストファミリーとしてお力添えを
いただければと思っています。
これからお越しになる皆様には、
安心・安全な環境を整えてお待ちしています。
世代を超えた交流を
通じて視野を広げ、「こんな大人がいるんだ」と感じるだけでも
十分です。ぜひ楽しみにお越しください。
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