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2026 / 05 / 03  18:00

インタビュー: 一般社団法人大和飛鳥ニューツーリズム 北門局長

インタビュー: 一般社団法人大和飛鳥ニューツーリズム 北門局長

今回は飛鳥地域で民泊のコーディネートを行なっている

一般社団法人大和飛鳥ニューツーリズム
北門 佑寅 局長に
日々の活動についてのインタビューを
させていただきました。




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一般社団法人 大和飛鳥ニューツーリズム
北門 佑寅 局長

記者:

一般社団法人大和飛鳥ニューツーリズムとは、どのような
組織なのでしょうか?

北門局長:

2011年に明日香村商工会の事業としてスタートし、

2019年に一般社団法人化しました。
主な主力事業は、国内外の
中高生を一般家庭に泊める「民泊」のコーディネートです。

最近では、ヨーロッパからの大人の方のホームステイや、
サイクリング、
醤油絞り体験
といったインバウンド向けの
体験事業も手がけています。

現在は、

1. 国内外の教育旅行の受け入れ

2. 海外の大人のホームステイ

3. 各種体験事業

の3つを柱に、従業員5名と地域おこし協力隊1名で運営しています。

記者:

教育旅行で受け入れている生徒さんは、どのような年齢層や
地域の方が多いのでしょうか?

北門局長:

国内に関しては中学生と高校生で、公立・私立問わず、
主に首都圏(神奈川、千葉、東京、静岡)
や北陸、
広島など全国各地からお越しいただいています。
関西圏からも、高校1年生の
オリエンテーション合宿や
中学2年生の野外活動などで利用されることがあります。

海外に関しては、主に台湾、インドネシア、シンガポール
といったアジア圏の中高生が中心です。

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記者:

これだけの規模の受け入れを行うには、
かなり前から調整が必要そうですね。

北門局長:

はい。1年前から学校の先生の下見が始まり、準備を進めます。
実際には2年先まで
予約が入っており、現在は2028年度の予約を
受けている状況です。現在は1回で
約280名規模の受け入れが
できる体制を整えており、関西でもこの規模で実施している

ところは
珍しいため、非常に需要が高いと感じています。

記者:

それだけ多くの人数を、明日香村内だけで受け入れているのですか?

北門局長:

いえ、明日香村を中心に、現在は11市町村にまたがる広域で
受け入れを
実施しています。
そのため、学校側には明日香村
単体ではなく
「大和飛鳥の地域」で受け入れていると
お伝え
しています。

記者:

受け入れにあたって、ホストファミリーの方々に大切にして
もらっている
ことはありますか?

北門局長:

主に3つあります。

1つ目はコミュニケーションです。体験はあくまで手段であり、

目的は対話を通じて交流することだと伝えています。

2つ目は、一緒に食事を作る「共同調理」です。食卓を囲む
温かさや
食のありがたさを体験してもらいます。

3つ目は「地域の良さを知ってもらう」ことです。

自分の住む地域と比較することで、生徒自身が自分の故郷の
良さにも

気づくきっかけにしてほしいと考えています。

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記者:

近年はアレルギーや多様性への配慮も重要視されていますが、

その点はどのように対応されていますか?

北門局長:

安心・安全を最優先にしています。アレルギーに関しては、
事前に献立を家庭に考えてもらい、
保護者や学校の確認を経て
実施します。また、全家庭が保健所の衛生講習やアレルギー講習を

受講しています。生徒のバックグラウンドについても、学校側から
丁寧にヒアリングし、
最適なホストファミリーをマッチングできるよう
日々調整しています。

記者:

実際に体験した生徒さんたちの反応はいかがですか?

北門局長:

入村式の時は不安そうな表情をしていますが、

離村式で戻ってきた時は
驚くほど晴れやかで充実した
表情をしています。

「参加して本当によかった」
と言ってくれる子が非常に
多いです。

印象的だったのは、不登校だった
生徒さんのエピソードです。
修学旅行に来れるかどうかも不安視されて
いましたが、
民泊での1泊2日が非常に充実していたようで、
帰宅後は
学校に通えるようになったという報告を
先生からいただいた時は、
大きなやりがいを感じました。

記者:

受け入れるホストファミリー側の反応はいかがでしょうか?

北門局長:

緊急時の対応など苦労される面もありますが、基本的には皆さん
「いい子だった」
と喜んでくださいます。生徒を孫や子のように
可愛がり、お別れの時には泣いて
抱き合うほどの絆が生まれる
こともあります。

記者:

お別れの際の「送り出し」でも、何か意識されていることが
あると伺いました。

北門局長:

はい。バスが見えなくなるまで手を振ること、そして

「さよなら」ではなく、
家族を送り出す時のように
「いってらっしゃい」
と声をかけることを大切にしています。

10年前に宿泊した台湾の学生が、
感謝を伝えに再び
ホストファミリーを訪ねてきたという
素晴らしい話も

ありました。

記者:

最後に、村の皆さんや、これから民家ステイに参加される方々へ
メッセージをお願いします。

北門局長:

村内の方には、この事業が地域の活性化や話題作りに繋がることを
知っていただき、
ぜひホストファミリーとしてお力添えを
いただければと
思っています。
これからお越しになる皆様には、
安心・安全な環境を
整えてお待ちしています。
世代を超えた交流を
通じて視野を広げ、
「こんな大人がいるんだ」と感じるだけでも

十分です。
ぜひ楽しみにお越しください。

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