教室ブログ
私が我が子ふたりのコンクール挑戦から学んだこと
これまで指導者として
多くの親子の歩みを見守ってきましたが、
最も深く心に残っている学びは、
我が子ふたりの経験から得たものでした。
母として関わったからこそ、
はっきりと感じたことがあります。
子どもは、
本来とても強い存在だということです。
けれどその強さは、
置かれる環境や周囲の関わり方によって、
大きく花開くこともあれば、
自信を失ってしまうこともある。
そして、その環境の中心にいるのが
「親の存在」なのだということを、
何度も実感しました。
思うように弾けない日。
自信をなくしてしまう日。
涙がこぼれてしまう日。
そんな時、
親がかける言葉ひとつで、
子どもの心の向きは変わります。
責められれば心は閉じ、
信じてもらえれば、もう一度立ち上がる。
親の想いは、
想像以上にまっすぐ子どもに届いているのだと感じました。
そしてもう一つ、
強く心に残っていることがあります。
頑張れている時の我が子を認めることは難しくありません。
けれど、
頑張れない時の我が子を受け止めた時、
子どもは本当の意味で安心し、
再び前へ進む力を取り戻していくのだ
ということです。
安心できる場所があるから挑戦できる。
認められている実感があるから努力できる。
それは理屈ではなく、
時間の中で確かに見えてきた姿でした。
コンクールは、
結果を得るためだけのものではありません。
努力する過程を知り
困難を乗り越える経験を積み
自分を信じる力を育て
親子の絆を深めていく時間
でもあります。
実際、難しさが大きかった時期ほど親子の会話は増え、
乗り越えた後の信頼関係は、
それまでとは比べものにならないほど深まりました。
失敗の数だけ、絆は深くなっていく。
その姿を、
母としても、
指導者としても、
何度も見てきました。
私自身もまた、迷い、
悩みながら子どもと向き合ってきた
一人の親です。
だからこそ、
子どもが何かに挑戦していく時間が、
どれほど尊く、
かけがえのない成長の機会になるのかを、
心から感じています。
子どもを伸ばしていくものは、
才能だけではありません。
環境と、日々の関わりの積み重ねです。
挑戦の過程の中で見せてくれる
子どもたちの変化や成長は、
何度立ち会っても胸が熱くなる瞬間です。
そしてその時間は、
親子にとって一生の財産として
静かに残っていくのだと思います。
子どもが何かに向かって努力する姿に
寄り添える時間は、
長い人生の中でも、
実はほんのわずかな期間しかありません。
だからこそ、
そのかけがえのない時間に立ち会えること自体が、
親にとっても大きな喜びであり、
幸せなのだと感じています。
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