【令和6年のお米のおはなし】
田植えが始まりました
青倉集落中心部の圃場では令和6年産【青倉米】の田植えが始まりました。
周縁部の圃場でも順調に代かき作業が進んでいます。
【青倉米】を育む清らかな水~関田山脈を源流とする雪解け水と湧水~
今日の栄村青倉集落は初夏を思わせる陽気。
田んぼに植わった小さい苗も数日でしっかり根を張ってくれそうです。
田んぼからはカエルの合唱も聞こえてきました。
青倉集落も春から初夏へ季節が進んでいきます。
「浸種」「催芽」と「田起こし」
知ってほしいい【青倉米】のはなし…「浸種」「催芽」
「浸種」とは種もみが発芽するのに必要な水分を吸収させること
「催芽」とは水分を吸収した種もみに発芽に必要な温度をあてて芽を出させること。発芽のタイミングをそろえるためのひと手間。
【青倉米】の「浸種」「催芽」は集落上部から湧き出る湧水を利用しています。
湧水は水温が一定なため、「浸種」作業に適しているうえ、湧水を加温して「催芽」にも利用しています。
条件の整った圃場から田起こし(耕起)も始まりました。栄村では田起こしのことを「田ぶち」ともいいます。
美味しいお米を育てるには欠かせない、大切な作業です。
種もみの浸種
「浸種(しんしゅ)」とは種もみに水分を含ませる作業のこと。
休眠している種を一斉に発芽させます(休眠している種が一斉に目を覚まします)。
いよいよお米づくりの始まりです。
写真① 種もみの浸種
お米の出来の良し悪しは苗の出来に左右されるとも。
良い苗を育てればお米づくりの半分は成功ともいわれ、昔より「苗半作(なえはんさく)」「苗代半作(なわしろはんさく)」と言われています。
抜けるような晴天の下、鳥甲山や苗場山、越後三山を望みながらの作業。
冬の間、雪の布団をかぶった青倉の圃場も目覚めのとき。
作業の後、青倉地区の圃場の見回りへ。
圃場の傍らには、ふきのとうやこごみ、ゼンマイなどの山菜。
ジョウジョウバカマや春蘭、カタクリなどの春植物(スプリング・エフェメラル/春の妖精)を見つけました。
田圃の畔にはまだところどころに残雪も。
桜の開花までもう少しです🌸
写真② ぜんまい
写真③ かたくり