お知らせ
蕉風流煎茶教室の平成30年 年間予定のお知らせです。
各茶会の詳細はそれぞれの日程が近くなりましたらHPにて
ご案内いたします。
一月 初煎会
二月 節分茶会
三月 雛祭茶会
四月 桜茶会
五月 端午の節句茶会
六月 夏季研修会(煎茶道連盟 東京支部後援会)
七月 七夕茶会
九月 重陽の節句茶会
十月 東京支部 東京煎茶会(高輪プリンス)
十二月 クリスマス茶会
明けましておめでとうございます。
今年は戌年ですね。
そこで年の初めに、年頭のご挨拶の代わりに犬に因んだお話を一つ申し上げます。
私たちが日々お茶室で励む「おけいこ」
この字を漢字で書くと、ちょっと難しい字ですが「稽古」となります。
お茶をはじめ、日本の伝承文化である生け花や武道の剣道、弓道を習う事を「稽古」とは表現しても
「練習」とは言いません。
なぜ「稽古」なのでしょうか。
稽古とは
古の人が考え、作り出し、編み出した物事に当たり
一度の習い事で通り過ぎず「一旦留まり」
簡単に次に進んでしまうことを「引き留め、遮り」
自分で良く出来たかどうか「よく考え」
先輩や同僚、あるいは自分より下の人の手前やしぐさを「良く計り、良く見比べ」
自分の立てた「目標に至り、到達し」
自分の技として体や腕に「技や力として蓄え」
自分自身を高めて行くことだと教えてくれています。
「稽古」の「稽」に含まれた「犬」の字の意味。
中国で漢字が考え出されるそれ以前から「家畜」として飼われ、番犬として、そして使役犬として
そしてなによりも私たちに「癒し」を与えてくれる愛玩犬として生活を共にしてきた犬は
進んでも、止り、留まり、また進み、そして戻り、また進む
稽古が意味する「動きや行動」を暗示しているのでしょうか。
この一年、このような稽古を皆さんとともに試みたいと念じています。
今年もよろしくお願い申し上げます。
小林 蕉洞