お知らせ

2018-01-16 09:55:00

蕉風流煎茶教室の平成30年 年間予定のお知らせです。

各茶会の詳細はそれぞれの日程が近くなりましたらHPにて

ご案内いたします。

 

一月  初煎会

二月  節分茶会

三月  雛祭茶会

四月  桜茶会

五月  端午の節句茶会

六月  夏季研修会(煎茶道連盟 東京支部後援会)

七月  七夕茶会

九月  重陽の節句茶会

十月  東京支部 東京煎茶会(高輪プリンス)

十二月 クリスマス茶会

 

2018-01-12 10:20:00

明けましておめでとうございます。

今年は戌年ですね。

そこで年の初めに、年頭のご挨拶の代わりに犬に因んだお話を一つ申し上げます。

 

私たちが日々お茶室で励む「おけいこ」

この字を漢字で書くと、ちょっと難しい字ですが「稽古」となります。

お茶をはじめ、日本の伝承文化である生け花や武道の剣道、弓道を習う事を「稽古」とは表現しても

「練習」とは言いません。

なぜ「稽古」なのでしょうか。

 

稽古とは

古の人が考え、作り出し、編み出した物事に当たり

一度の習い事で通り過ぎず「一旦留まり」

簡単に次に進んでしまうことを「引き留め、遮り」

自分で良く出来たかどうか「よく考え」

先輩や同僚、あるいは自分より下の人の手前やしぐさを「良く計り、良く見比べ」

自分の立てた「目標に至り、到達し」

自分の技として体や腕に「技や力として蓄え」

自分自身を高めて行くことだと教えてくれています。

 

「稽古」の「稽」に含まれた「犬」の字の意味。

中国で漢字が考え出されるそれ以前から「家畜」として飼われ、番犬として、そして使役犬として

そしてなによりも私たちに「癒し」を与えてくれる愛玩犬として生活を共にしてきた犬は

進んでも、止り、留まり、また進み、そして戻り、また進む

稽古が意味する「動きや行動」を暗示しているのでしょうか。

 

この一年、このような稽古を皆さんとともに試みたいと念じています。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

小林 蕉洞

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