KEIBOKUブログ(2025年5月)

 

 

すっかり夏が来たかのような暑い日が続いていますね。

教室ではヒーターを片付けそびれたまま、冷房を使い始めたりして、温度調整がなかなか難しい今日この頃です。

 

さて、皆さんも4月からの新しい環境に少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。

連休中は、ゆっくり休んだり、お出かけしたりして、リフレッシュできるといいですね。

 

KEIBOKUの中には、「そんな連休こそ書道でしょ!」という声も多く聞かれ、嬉しい限りです。

連休中にも筆を持つなんて本当にすごいことだなあと思いますが、「好きなことがある」というのは、やっぱり素敵なことですよね。

日常の中で、自分のペースで続けられる趣味があると、心に余白ができて、気持ちも整うように思います。

 

書道は、自分と向き合う時間でもあります。その日の気分や体調が、線の表情にそのまま表れるのも、書道の魅力のひとつです。

正解がないからこそ奥が深く、うまくいかない日も、「まあ今日はこんな感じかな」と受け止めて、また次に向かえる、そんなやさしさがあるのも書道の良さですね。

 

この前のクラスでも、「今日はなんだか集中できないなぁ」とつぶやいていた方が、最後には「でも、ここに来て筆を持ったら、少し気分が軽くなった」と笑顔になっていたのが印象的でした。

うまく書けたかどうかよりも、“自分のために手を動かす時間”を持てたことが、よかったのかもしれませんね。

 

KEIBOKUは、そんなふうに無理せず、自分のペースで楽しめる場所でありたいと、いつも思っています。

がんばるときもあれば、ちょっと力を抜きたいときもある。どちらの気持ちも大切にしたいです。

 

これから、読売書法展やシンガポール書道展に出品される方は、連休中も書道三昧になるかもしれませんが、どうか無理をなさらず、深呼吸を忘れずに。リラックスした状態で書いてみてくださいね。

 

先日、シンガポール展に向けて練習していた中学生の男子が、筋肉痛になってしまい大変そうでしたが、書道のために体を整えて、体力をつけること、まずはそれがいちばん大切かもしれません。

 

どうか充実した連休をお過ごしください。

また、パワーアップした皆さんにお会いできるのを楽しみにしています♪

 

2025.5.1

平賀 敬子

 

 

 

 


   

 

 

 

過去の掲載分はこちらから