KEIBOKUブログ(2024年5月)

 

 

桜もあっという間に散ってしまい、新緑が眩しい季節になりましたね。

 

 

新学期が始まったと思ったらもうGW。

気分転換でどこかに出かけたり、ゆっくり休んだり、新しい環境で緊張した身体を労ってくださいね。

 

 

そしてお時間がある皆さんは是非書道を。

普段忙しい中で書かれている字がリラックスして書くとまた違うものになるかもしれませんよ。

 

 

文字には人柄が表れるとよく言われますが、それだけではなくてその時の気分や体調なども見えてくることがあります。

特に子供が書く毛筆の字にはその時の気持ちが満載。

大人の方々でも日によって違ったりするのでなかなか面白いです。

 

 

先日、就職活動をされている方が、履歴書の趣味の欄に「書道」を書いたということを話されていました。

「書道を長年続けているので、セルフメンタルケアが出来るということをアピールしました。」と言われていましたが、

メンタルヘルスの不調が原因で離職される方も多い昨今、自分でそれを整える手段を持っているということは確かにいいアピールになりますよね。

 

 

どんな状況でもストレスがかかることはあるので、体調を管理するように心の管理もしていくことはとても大切です。

いつもと違う自分に少しでも早く気づいて、対処するためにも書道は役に立つようです。

 

 

 

話は変わりますが、教室体験のお問い合わせをいただく時に、保護者の方々から「最近だんだん字を雑に書くようになってきたことが気になって‥」というお話をよく聞きます。

 

これにも子供たちの心が表れているように思います。

字を丁寧に書かないで雑に書くということは、

書くことをめんどくさいと感じていたり、そもそも書くことが嫌いになっていたりするかもしれません。

 

 

そんな子供たちにも理由があって、

例えば学校で授業中、先生の話を一生懸命注意深く聞いているからこそ字が疎かになったり、

出来るだけたくさんの問題を解こうとしているから雑になってしまったり。

 

大人でも電話をしながらメモを取ると雑な字になってしまい、後で読めないということもあったりしますが、

書くことだけに集中している時と、他のことをしながら書くのでは全然違う字になってしまうのは仕方ないことです。

 

そんな時に丁寧に書きなさいと注意されたり、何度も同じ字を練習させられたりしたら余計に負担が増すだけです。

 

 

この先も多分、字を書くことは一生続くので、トラウマになってしまわないように、字を書くことが、そして自分の字を好きになることがとても大切ではないかなと感じています。

 

 

書道を習うことがきっかけとなって、

字を書くことが楽しいと思えたらだんだん丁寧に書けるようになってくるので、

ゆっくりペースで見守っていきたいですね。

 

 

GW中はぜひ自分の好きなことを満喫して、

心身ともにリフレッシュして、

そして、KEIBOKUは6日(月)からスタートです。

連休最終日で祝日になりますが、

忘れないで来てくださいね〜

 

 

2024.5.1

平賀敬子

 

 

 

 

 


   

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