KEIBOKUブログ(2024年3月)

 

 

2月もやっぱりあっという間に過ぎていきましたね。

20を超えるあたたかい日や凍える寒さが交互にやってきて、きっともうすぐ春がくるんだなぁと感じています。

 

 

KEIBOKUでは2月から新学年がスタートしました。

まだ実際の学年とは違うので、みんなちょっと戸惑いながらも新しい学年の課題を書いてがんばっています。

 

そんな風に子供たちは毎年学年が変わっていくので、その度にちょっと気が引き締まるというか、気持ち新たに取り組めていますが、

学年とかの区切りがない大人の方々はというと、毎月の〆切で気持ちを切り替えていらっしゃるようです。

 

一般部の皆さんは毎月出される課題を半紙に楷書、行書、草書、隷書の4書体で書き分け、臨書課題も書いて、

それ以外にも半切に1行と2行、半切二分の一、それに最近は臨書作品も加わりかなりのボリュームです。

 

それでも皆さん1カ月の間にそれらを仕上げて、提出された時に達成感を、そしてまた次の新しい課題を受け取った時に新鮮な思いを感じていらっしゃるようです。

 

先日10年以上通ってくださっている方から、

入会されてから作品提出を一度も休んだことがないというお話しをお聞きしました。

提出しない時があっても全然大丈夫なので、まさかそんな方がいらっしゃったとは‥とびっくり。

10年としても1年に12回の提出があるので✖️10年で120回。

一度も休まずに。

その間、色々なご都合で教室に来れないことはあっても、とにかくやりくりして作品は提出するとご自身で決められていたそうです。

もしかしたら他にもそんな方がいらっしゃるかもしれませんが、簡単に出来ることではないですよね。

 

 

熱心な皆さんのお役に少しでも立てればと思い、毎月の半紙課題と半切課題を動画に撮って参考にしてもらっているのですが、

先日、3月分の動画をアップしようといつものLINE ノートを開いたら「ノートに動画を追加する機能は終了しました」という案内が出てきて一人パニック

やっと慣れてきたと思ったのに。

 

アナログな私に動画投稿はハードルの高いことで、全然完璧ではないけどとにかく自分なりに頑張ってやっていたのですが、機能が終了では仕方ないですね。

 

ということで、今回はYouTubeに限定公開という方法に初チャレンジしました。

何だか画像もあまり良くないし、今までより見にくいかもしれないのですがちょっと我慢していただいて、これから少しずつ改善できれば‥と思っていたら、早速色々な良いアドバイスをしてくださった方もいて、

本当に熱心な皆さんに背中を押してもらってよろよろ走っている感じです。

 

 

話がそれてしまいましたが、先程の一度も作品提出を休んだことがないと言われていた方は、

もちろんベテランの方ですが、この動画を私が気付かないところまでよく見て、とても参考になるとおっしゃってくださり、

他にも私がこれをやめればラクになるのにな‥とか、続ける意味はあるのかな‥など思いながらやっていることを褒めて労ってくださったのですが、もうそれで気持ちは180度ひっくり返って「やっててよかった

ー!」になるので不思議です。

きっとご自身が努力して、続けて積み上げたものがあるからこそ、そんな温かい言葉をかけてくださったのだと思いますが本当に有難いことです。

 

 

いつも少し負荷をかけて挑戦してみて、そして失敗して落ち込んでの繰り返しですが、

かけていただいた言葉で救われたり、励まされたりした時はその何倍もの嬉しさがあります。

だから少しずつでも多分前進できているのかもしれませんね。

 

 

 

そろそろ卒業シーズンですね。

色々な別れや出会いがあって気持ちが揺れる季節ですが、今月も書くことに集中して穏やかに過ごしましょうね。

 

 

2024.3.1

平賀敬子

 

 

 

 

 


   

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