KEIBOKUブログ(2023年12月)
寒くなってきましたね〜
いよいよ今年もあと1ヶ月です。
KEIBOKUでは希望者の方々に2024年度版のカレンダー制作をしていただきました。
一番人気の文字は「龍」。
来年は辰年ですもんね。
楷書、行書や隷書など様々な書体で書かれた素晴らしい作品ができました。
子供たちの作品も心がこもった温かい字が本当に素敵です。
お渡しは表具をしてからになりますので、12月中旬から下旬の予定です。
どうぞおたのしみに♪
そして今月から書き初め練習が始まるということで、11月から先取りで12月分の課題にも取り組んでいただいています。
書くものがたくさんあって大忙しですが、みんな張り切って次から次へと仕上げています。
忙しい時って、あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃでじっくり向き合うことはできないのですが、その反面集中力でテキパキと動けるのがいいですね。
さて昇格試験の結果も出て、皆さんにお知らせしています。
大人の方の中には「書道の昇段が今年最大の嬉しかったことです!」と言われていた方もいらっしゃいました。
それだけ真剣に向き合ってくださったのだと思います。
初めて受けられた方々は、
「大人になって初めてこんな立派な賞状をもらって嬉しいです!」と口々に言われていましたが、
確かに頑張ったことが認められて形になると嬉しさ100倍ですよね。
一般部の中には最初から師範などを目指してスタートされる方や、
少し字がきれいに書けるようになれば‥という思いでゆっくり始められる方もいらっしゃいます。
そんな風にゆっくり始められた方々も、毎月の課題を提出するようになって、それが評価されて級が上がってくるとすごく楽しく感じられるようです。
一歩ずつ前に進んでいることを実感できるとワクワクするし、ますますやる気になりますね。
ところがベテランの方々になると昇段などもないので、なかなか自分が進歩していることを感じることができなくなるようです。
それでも日々のルーティンとして取り入れて淡々と書かれている方や、展覧会出品など新しいことにチャレンジしたりなど、皆さんそれぞれが続ける意味を見いだしながら通ってくださっているのはありがたいことです。
きっと気持ちの中で進んだり止まったりの繰り返しですよね。
まるで精神修行のようです。
私はそんな皆さんに少しでもたのしみながら続けていただけるように、
目指す目標を一緒に考えたり、前向きになれるようなアドバイスをしたりなどのお手伝いをこれからもさせていただければと思っています。
先日、教室に来た高校生が「ちょっと前までは書道に来るのが面倒くさいなぁと思ったこともあったけど、もう10年以上も続けている習い事は他にないからここで辞めたらもったいないわ〜、っていう気持ちに変わりました。だから今はあんまり面倒くさいと思わなくなったんです。」
と言っていました。
勿体無い精神⁈
たしかにそれもモチベーションの一つになりますね。
辞めるのは簡単だけど、続けることは難しいというのは誰でも分かっていることなので、
続けている自分を褒めながら、
続けた先にある何かを見るために一緒に進んでいきましょうね。
では今月も、一年を締めくくる素敵な作品が出来るように、お稽古がんばりましょう!
2023.12.1
平賀敬子