KEIBOKUブログ(2023年11月)

 

 

秋晴れの過ごしやすい日が続いてますね。

学校行事もたくさんあって、皆さん忙しそうです。

お稽古の度に「一週間はやいね〜」と言い合っていますが、何と今年もあと2ヶ月!

もう、ぼーっとしてられませんね。

 

 

KEIBOKUでは夏から取り組んでいた昇格試験が終わってホッとひと息。

あとは結果を待つばかりです。

まだ先になりますが楽しみにお待ちくださいね。

子供たちは、「もっと昇格試験がたくさんあったらいいのに〜」と言っていますが、

一般部の方々にとっては結構プレッシャーを感じる数ヶ月だったかもしれません。

締切間近には「もう気力も体力も尽きました‥」と言われてる方もいらっしゃいました。

 

初めて昇格試験を受けられた方々は、特に大きな半切作品に悪戦苦闘されていましたが、皆さん最後には納得の一枚を仕上げることができました。

 

半切作品を書くには、大きい紙や下敷きなど新たに用意する物もありますし、

またご自宅で書くための場所を確保したり、立って書いたり、座って書いたりなど、どの様なスタイルで書くかを決めたり、

中にはいつもと違う行動に猫ちゃんやわんちゃんが興奮してしまって書けなかった‥と言われていた方もいらっしゃったのですが、

色々と事前にやらなくてはいけないことが多くてなかなかスタートを切れないようです。

 

「まさかこんな大きな紙に書くことになるとは思ってなかった‥」と言われる方も多いのですが、書道を習い始めてからここが第一の関門かもしれませんね。

 

今回一歩を踏み出された皆さんはご自分では気付かれてないかもしれませんが、その後に書かれた作品がすごく良くなり、急成長されていました。

きっと大きな作品に挑戦したことで、今まで気付かなかったことが分かったり、見えたりするようになったのだと思います。

 

やったことがない新しいことにチャレンジするのは特に大人にとっては大変なことですが、自分の可能性や視野が広がり、もしかしたら思わぬ成長を感じることができるかもしれません。

 

日々淡々と同じ事を続けていくことはもちろん大切なことですが、時には自分に刺激を与えるようなチャレンジもぜひおすすめします。

 

新しい事を始める場合、初動が一番大変だと言われますが、

完璧を目指さそうとすると気が重くなったりするので、まずは気軽に取り掛かることが一番いいのかなと思います。

始めてしまえばその中で自分の課題を見つけることが出来て、それを越えていくことが楽しくなります。

 

以前、少し苦しそうに書いていらっしゃった方が「今日は書いている瞬間に楽しい!って感じたんです。」と言われているのを聞いて、とても嬉しくなったことがありましたが、

そんな風に苦痛だったことがちょっと「楽しい」とか「好きだな」と感じた時が成長している時なのだと思います。

 

 

偉そうに言ってますが、私も同じくいちいち苦痛‥だとか、めんどくさいな‥と思うことが多い修行の身です。

どんどん新しいことにチャレンジして成長していく子供たちのように、まだまだ大人も頑張らねばと思います。

 

 

暑くもなく寒くもないこの季節は書道にぴったりですね。

また今月も教室でお待ちしてますね!

 

 

 

2023.11.1

平賀敬子

 

 

 

 

 


   

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