KEIBOKUブログ(2023年10月)

 

 

KEIBOKUブログ

 

朝晩すっかり涼しくなって、秋の気配を感じるようになりましたね。

 

今年はあちこちで秋祭りが復活していて、

教室がある商店街でもお祭りののぼり旗がたくさん掲げられていました。

何だか久しぶりだなぁと思って見ていましたが、

低学年の子供たちにとっては初めて見る珍しい物のようでした。

「あの旗はなに?」「何でいっぱいあるの?」と聞いてくる子達が多かったです。

お神輿を担いだり、太鼓を叩いたり、夜店でかき氷を買ったり、久しぶりにそんなお祭りの話を色々聞けて嬉しかったです。

 

 

そして私は8月の終わりから9月初めにかけて4年ぶりの海外渡航で、2週間ほどイギリスに滞在してきました。

2019年以来、今回は書道とは関係なく、

リヴァプールの「インターナショナル・ビートルウィーク」という、ビートルズファンが世界中から集まる、世界最大のビートルズフェスティバルに日本代表で出演される方々や、その関係者の皆さんに同行させていただきました。

 

 

雰囲気はここにある動画のような感じです。

https://www.internationalbeatleweek.com/

 

スカウス・ハウスさんのH.P

https://scousehouse.net/magazine/nlw_photo846.html

 

 

ステージに立たれて演奏された皆さん、それから同行された皆さんも、それはそれは半端ないパワフルな方々だったので毎日が感動の連続、

夢を叶えていくその瞬間を何度も目の当たりにすることが出来ました。

 

はるばる日本からやってきたミュージャンの方々を全力で楽しみながら応援しているたくさんの観客、そしてそれにパワー全開で応えて演奏される皆さん、そんな中に身を置くことができ、私もたくさんエネルギーチャージをして戻ってきました。

 

 

この3年間は様々な規制があったから余計に思うのかもしれませんが、喜んだり楽しんだりそんな自分の感情をあまり表に出すことなく、なるべく冷静に日常生活を送ろうと心がけるようになっていました。

そしてマスク生活で相手の表情も見ることができず、感情の共有もなく、子供たちですら随分と我慢を強要されているようにも見えました。

長期間こんな生活をしてきた影響がどのように出るのかは分かりませんが、

外に出てみて私が感じたことは、身を守ることは大切だけど、用心しすぎないでチャレンジすることの方がもっと大切だということです。

 

 

いきなり書道の話になってしまいますが、

細部にこだわるあまり、全体のバランスを欠くことになったり、まとめようと思っていたら縮こまった作品になったり、

あるあるですが‥

字を書くことも表現の一つなので、気にし過ぎないで、失敗したらまた書けばいいだけです。「自分の思い通りに書けないのが書道」というくらい割り切ってしまえば悩みは無くなるのかもしれません。

 

 

リヴァプールで演奏中に起こったハプニングも、見事に笑いに変えたりしながら大勢の観客を巻き込んで、みんなが大満足の舞台を創り上げていく日本のミュージシャンの皆さんからたくさんのことを学ばせていただきました。

 

 

まだまだ自分の世界は狭くて、知らないことはいっぱいあります。

勇気は必要かもしれないけど、チャレンジした先には新しい出会いや、想像もしてなかった感動があります。

 

老も若きも⁈‥特に若い人にはどんどん知らない場所で新しい経験をしてほしいな‥と心から思います。

 

 

帰国後そんな事を考えていたら、アメリカ帰りの若者が新しい経験を求めてKEIBOKUに通いたいと現れたりして‥

何だか目に見えない繋がりを感じてしまいました。

 

 

秋の夜長、集中して書くのにとってもいい季節になりましたね。

また今月も奥深い書の世界をたのしく探求していきましょう!

 

 

 

2023.10.1

平賀敬子

 

 

 


   

過去の掲載分はこちらから