KEIBOKUブログ(2023年5月)

 

すっかり緑が眩しい季節になりましたね。

進級、進学された皆さんも、

そろそろ新しい環境に慣れた頃でしょうか?

 

満員電車での通学が大変‥と中、高校生が言っていましたが、

重いカバンを持って朝早くから混んでいる電車に乗るのはつらいですよね。

それに新しい人間関係など、

日々の緊張から疲れが出てくる頃だと思います。

KEIBOKUでも夜遅くなるとだんだん学校での悩みなどをポツポツと話してくれる人もいて、

みんな新しい環境の中で頑張っているんだなと感じています。

 

ゴールデンウィークはちょうど良い休憩のタイミングですね。

どこかに出かけたり、家でゆっくりしたりしてリフレッシュしてほしいです。

 

そういえばこの「リフレッシュ」と似た言葉で「リセット」がありますが、

調べてみると、回復前の状態をいくらか残すのがリフレッシュ、全てを元に戻すのがリセットのようです。

 

疲れた身体や心をリフレッシュしてもまた元に戻ってしまうなら、

リセットしてしまえばもっと心身が整い、同じ状態には戻りにくいのでは‥

などとややこしいことを考えていてふと思ったのが「瞑想」です。

 

書道も瞑想と似ているところがあるように思うのですが、

目の前のことに集中して無心になることで心が整い脳がリラックスする効果はあるのではないでしょうか。

 

KEIBOKUに来られている方々も「書いていると1時間があっという間に過ぎてしまいます。」といつも言われてますが、

私も作品を書き始めると、ただ字のことだけに集中しているので、どこか別世界に行っているような感覚になることがあります。

 

書道は書き始めたら途中で消したり訂正したりはできないので、最後まで書くしかなくて、

今書いている字の一画一画、次に書く字のこと、そして全体のバランスなど、一枚を仕上げるために考えることは膨大で、

自然と集中せざるを得ない状況になります。

 

子供たちを見ていても、

最初は自分が書いた字が気に入らなくて「むり〜!」とか「むずい〜!」などと声を出しているのですが、

しばらくすると教室が静かになり、

みんなが集中していることが分かります。

一枚を仕上げるために真剣に筆を持って、よだれが出そうなほど集中している時間はもちろんそんなに長くはないのですが、

私はその瞬間が大好きです。

 

 

以前、教室の前でバスを待っていた人から「ここから出てくる子たち、みんな楽しそうないい顔をしてますね。」と声をかけられてとても嬉しかったのですが、

確かに帰る時、みんな清々しい雰囲気で帰っていくので、実は子供たちにも瞑想効果のようなものが出ているのかもしれませんね。

 

 

本当の瞑想には色々な種類があって、やり方も難しそうですが、

料理や散歩、それから掃除など、日々の生活の中にも瞑想と同じような効果が得られるものはありそうです。

特に無心になって窓を拭くとか、一箇所に集中して取りかかるとよさそう。

 

ほんの少し前に年末の大掃除をしたように思いますが、今年ももう三分の一が終わってしまいましたからね‥

連休中に掃除、というのもいいかもです。

 

 

ぜひリフレッシュ&リセットで心身を整えて、

連休明けには爽やかな気分で教室に来てくださいね。

また新しい課題を用意してお待ちしてますので♪♪

 

 

2023.5.1

平賀敬子

 

 

 


   

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