KEIBOKUブログ(2023年4月)

 

 

もうすっかり春ですね〜

半袖、半パン、そしてマスクを取った元気な子供たちを見るのは久しぶりで嬉しい毎日です。

 

 

 

さてKEIBOKUの皆さんが出品している、

「書道生活」4月号に、以前私がイギリスで開催したイベントの記事を掲載していただきました。

 

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パンデミックが始まってからの3年間は日本から出ることもなく、

イギリスはすっかり遠いところとなっていたのですが、

掲載していただくための写真を選んでいて、

あの時の興奮や感動がまたよみがえってきました。

 

 

私が初めてイギリスのリヴァプールを訪れたのは2015年の春です。

そこから不思議なご縁が繋がり、

翌2016年にはビートルズがかつて演奏していたことで有名なキャバーンクラブで書道イベントをやらせていただき、

その時にはリヴァプール市長に会って自分の作品をお渡しするという嬉しい出来事もありました。

 

そして2017、2018年は、

KEIBOKUツアーを企画して、日本からご参加くださった皆さんと一緒に湖水地方やスコットランドのエディンバラなどを巡ったり、リヴァプールでは作品展やイベントを開催。

今回の写真はこの時のものになります。

 

 

そしてまた更にそこからのご縁で、

2020年に国立博物館、「ワールド・ミュージアム・リヴァプール」で作品展やパフォーマンスを開催させていただくことが決まりました。

2019年にはその打ち合わせのために現地に行き、博物館側の展覧会に使われるビデオ撮影に協力させていただくという貴重な経験もしました。

 

その打ち合わせの後、KEIBOKUから参加する高校生や大学生、一般部の方々と展示のための作品を用意したり、パフォーマンスの練習をしたりと準備を進めていたのですが‥

結局3月に開催予定だったイベントは、

コロナパンデミックのため全て中止となってしまいました。

 

あの目まぐるしい5年間の出来事は夢だったの??という感じですが‥

 

2020年からはまた違う意味で世の中の激動が始まり、今やすっかり価値観や考え方も変わったような気がしています。

 

ただそんな渦中にあっても、教室に通ってくださる皆さんに支えられて、書道だけは休むことなく続けることが出来ていて、

その変わらないことがあるおかげで安心してまだまだ前進していけそうです。

 

 

実はリヴァプールでイベントを開催することができたのは、ただラッキーだったというわけではなく、決して自分に自信や余裕があったわけでもなく(‥というかその真逆‥)、

勇気を振り絞って自分から問い合わせをしたり、

人を信じて未知の方向に動いてみたりしたからです。

 

そんな無謀な挑戦が出来たのも、

きっと長く続けてきた書道という、自分にとって御守りのようなものがあったからではないかなと感じています。

 

 

今回はこんな風に誌面で紹介していただく機会に恵まれ、あらためてご縁に感謝するとともに、これからも地道に書道を続けていこうと思えたのは本当に有り難いことです。

 

 

 

4月は新しい場所でスタートを切る方がたくさんいらっしゃいますね。

どうか晴れ晴れとした気持ちで飛び込んで行ってくださいね。

きっとそこで素敵な出会いやご縁が待っていると思いますよ♪

 

 

 

 

2023.4.1

平賀敬子

 

 


   

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