KEIBOKUブログ(2023年1月)

 

 

新年あけましておめでとうございます!

皆さんたのしいお正月をお過ごしのことと思います。

 

2023年のKEIBOKUは10日(火)からスタートです。

今年もよろしくお願いいたします!

 

 

 

昨年12月は書き初め練習をしてお稽古を終了しました。

KEIBOKUの毛筆書き初め練習は特訓ではないのでいつもよりゆるくて楽しいのですが、

それでもみんなとっても一生懸命取り組んでいました。

どうか学校での本番も緊張することなくリラックスして書いてくださいね。

 

上手に書こうと思うと身体に力が入ってしまっていつもの字が書けなくなってしまいます。

KEIBOKUの皆さんは普段からコツコツと書き続けているので自信を持って、普段通りで大丈夫ですよ。

 

もちろん結果も気にしないように。

一生懸命頑張った自分をほめて気分一新、

新年からはまた新しい課題を用意していますのでそれに取り組んでいきましょうね。

 

 

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年末にスタッフが物置?のようになっているところを整理してくれて、

その奥底からKEIBOKUが今の場所に移転した時に運んできた生徒の皆さんの作品が発掘?されました。

 

 

11年ほど前なので、その頃の小4、小5ぐらいの人たちが今は大学生や社会人。

まるでタイムカプセルを開けたような感じで、

それを見た本人たちもとってもびっくりしていました。

 

 

今もまだKEIBOKUに在籍してくれていることがまず凄いことですが、

しみじみ「続ける」ということの意味を考えてしまいました。

 

 

みんな年を重ねながら書道の腕を上げてきたので昔の作品を見るとちょっと恥ずかしかったかもしれませんが、

展覧会に出品したようなきちんと表具された作品ではなくて、普段の練習をして添削されたり花丸をつけてもらった作品からはその時の自分の様子が感じられたと思うので、

あらためて振り返ることができて嬉しかったのではないかな。

 

 

 

今や書道の実力をつけて、私から見れば「書道が特技です!」と自慢してほしいくらいの人たちですが、

 

本人たちにそんな気負いは全くなく、

とても謙虚で、と言うか自分がまだ到達出来てないことを人一倍認識してる人たち。

 

 

 

不思議ですね。

きっと始めた時はそれぞれの目標があってそれに向かって努力をしてきたと思いますが、

その目標に到達したらまたその先があることが見えて‥それを繰り返すうちに、もはや最終目的が無くなってしまっている。

実はKEIBOKUにはそんな人がたくさんいるんです。

 

 

書道の最終目的の一つは、自分が納得のいく字を書けるようになることかもしれませんが、

実際始めて、ずっと続けてみるとそんな日は来ないということが分かってきて‥

 

 

目的がないのに続ける、

それでも続けているって凄いことですよね。

できないことが分かっているのに続けることができてるってもしかしたら最強かも。

 

 

生きていく上で、目標設定はもちろん大切だと思いますが、

それとは別に目標はなくて、やってもやってもできないけど続ける何かがあること、

それはとっても非合理的なようですが、人としての成長には必要なことのように感じます。

 

 

今回発掘されたみんなの昔の作品から、

一つずつ、一歩ずつ努力してきた時間にこそ価値があるということをあらためて教えてもらいました。

 

 

今年もKEIBOKUではそんな一瞬一瞬を大切にしながら、皆さんとたのしく日々のお稽古に励んでいきたいと思います。

 

 

また10日から教室でお待ちしてますね!

 

 

 

2023.1.1

平賀敬子

 

 

 


   

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