KEIBOKUブログ(2022年12月)

 

 

いよいよ師走。

今年もあと1か月〜!

早いですね、ほんとに。

子供たちは楽しそうにサンタさんの話題で盛り上がっている今日この頃。

お手紙を書いたり、中には来てくれるサンタさんに飲み物やお菓子を用意しなくちゃって言ってる子もいたりして、子供も準備が結構大変みたいです。

 

大人の方々はもうすでに気忙しい日々ですが、

こんな時こそKEIBOKUで、心落ち着くひと時を過ごしていただければ嬉しいです。

 

 

さて先月もお話ししましたが、昇格試験が無事に終わり、認定証を12月号と一緒にお渡ししています。

 

今回は教師試験に何と4名の方々が合格されました。

日頃からとても熱心に取り組まれていてご夫婦で合格された武舎伸司さん、多加子さん、

海外在住で通信の指導のみで合格された鈴木崇史さん、

そして小学生の時からKEIBOKUに通い、大学卒業を前にして合格された梶谷遥香さん。

皆さんそれぞれお忙しい中、本当に頑張って、相当な枚数を書かれていたので、合格の結果を知って私も心からホッとしました。

 

その中でも遥香さんは大学生生活がすっぽりこのコロナ禍に入ってしまい大変だったにもかかわらず、お稽古を休むことなく通い続けこの3年間で急成長しました。

 

 

思えば2019年3月、

私たちはイギリス、リヴァプールのワールドミュージアムで展覧会とパフォーマンスイベントを開催することになっていました。

遥香さんもそのメンバーの一人として展示する作品を書いたり、パフォーマンスの練習をしたりという準備を重ねていましたが、

いよいよ出発だという時に渡航禁止令が出て、全てを断念せざるを得なくなりました。

 

あの時の気持ちは今思い出しても無念でしかないのですが、それでも参加者の皆さんはすぐに気持ちを切り替え、また日々のお稽古をコツコツと続けてきてくださいました。

 

その後、2021年には同じイギリス行きメンバーの因間朱里さんが師範試験に挑戦して見事合格。

彼女が一生懸命書いている姿を見て遥香さんも影響を受けたと思いますが、この1年間で作品がどんどん進化してくる様子が見ていて頼しかったです。

 

朱里さんと遥香さん、二人とも本当ならイギリスだけではなく、もっともっと世界に出て活躍するはずだった3年間ですが、パンデミックのためにたくさんのことを諦めることになり本当に悔しかったと思います。

でも後ろを振り返ることなく、教室に来る時は常に明るく穏やかで、その前向きな二人にまわりのみんながどれほど励まされたことか。

 

そして二人ともこれから社会人になっても書道は続けていきたい‥と、

これまた嬉しいことを言ってくれていますが、

思い通りにいかなかったこの3年間の分も社会に出て大きく羽ばたいてほしいと願っています。

 

 

‥‥‥‥

 

 

そういえば先日、家のWi-Fiが使えなくなり、原因が分からないまま5日ほど過ごし、

最初はイライラしてしまいましたが、

Wi-Fiを諦めてしまえばスマホを見ないので、

本を読む時間が増えて、その本の中にまさに今必要ないい言葉を見つけたり、

睡眠たっぷりで体調がとても良かったり、

回線の工事や修理に関わってくださった方々ととてもいい話しができたり、

なんだ結構いい事あるなぁと感じました。

 

 

事の大小はあれど、予定通りに物事が進まなくなったり、方向転換せざるを得ない時は流れに身を任せて、楽しく過ごしていればいいのかもしれませんね。

そこで失った時間や出来なかった事はまた別の形で取り戻せるようになっているのかもです。

 

 

 

 

話は逸れましたが‥

何はともあれ何かに夢中になっている方々から出ているエネルギーはとてもパワフルで、昇格試験の間はそんなエネルギーを浴びまくり、私も充電させてもらうことができました。

 

次は謙慎展に向けての作品制作に入られた方々がまたまたパワフルに書き込まれていますが、

慌ただしい師走の日々もこの気合いで乗り越えていきましょうね。

 

 

 

2022.12.1

平賀敬子

 

 

 

 


   

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