KEIBOKUブログ(2022年11月)

 

 

気がつけばもう11月です。

早いですね〜

今年も残すところあと2ヶ月。

そろそろ大掃除など年末の準備を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。

だんだん気忙しくなってきた今日この頃ですね。

 

 

KEIBOKUでは先月まで皆さんが熱心に取り組んでくださった「書道生活」の昇格試験を無事提出させていただきました。

 

この昇格試験は現在1級以上の方に受けていただくものになりますが、

練習期間中は大人の方も子供たちもみんなが普段より更に集中して頑張っていて教室にも緊張感がありました。

出品のため取りまとめている時には、2ヶ月以上も書き込んで完成した作品の中からみんなの思いや気持ちがずっしりと重みを感じるほど伝わってきました。

 

 

そして今回は通っていただいてる方以外でも、通信での指導で昇格試験に出品された方も何名かいらっしゃいました。

お忙しい中時間を作り、作品を仕上げられた皆さんは本当に強い意思をお持ちの方々だと思います。

学ぶ気持ちがあれば離れていても続けられるということをつくづく感じさせられました。

 

 

 

さてこの期間中、どんな風にみんなが頑張っていたかというと‥

 

 

まず小学生、特に低学年の子達にとっては同じ課題を書き続けることはあまり楽しくなかったと思いますが、それでも毎回考えたり工夫したりしながらたくさん書いて本当によく頑張りました。

高学年のみんなは、慣れない4文字の課題が難しくて大変でしたが、それでも次は「段」になるぞという気合いで書き続けましたね。

 

 

中学生は目標があることでいつもより真剣に書けたようでした。中1生は5文字を一生懸命まとめて、書き始めた頃より随分引き締まった作品になりました。

中2、3年は余裕を持って最後まで丁寧に仕上げることができてみんなの成長を感じました。

 

 

高校生は楷書だけでなく、行書にも苦労しながら枚数を重ね、教室を休む時には振替連絡なども自分できちんとしながら、限られた時間を計画的に使って最後まで取り組むことができて本当に立派でした

高校上級試験の3名は、大きいサイズの半切にも大分慣れて、表現することの楽しさを感じてくれたようでした。意欲的に取り組んで満足できる作品が仕上がりましたね。

 

 

それぞれ自宅で半切作品に取り組んでくれた大学生のみんなは、ご家族の協力を得ながら毎週たくさんの作品を書いて持ってきてくれました。

みんな小学生から書道を続けている人たちですが、決められたことをやるのではなく、自分で考えながら作品を作るということにチャレンジしました。今回昇格試験を受けたことでとても大きな一歩を踏み出してくれたように思います。

 

 

そして一般部の方々は、自分で自分を追い込むことを楽しまれているのかな‥と思うぐらい書き込まれる方々が多数いらっしゃいました。

次々と教室に持参されたり、LINEで送信されてくる作品にだんだん熱がこもってきて、アドバイスの言葉がなくなってしまうことも多々あり、ただ励ましてるだけ??のようになってしまったりして申し訳なかったです‥

 

 

書道の場合、どう書けば正解なのかという答えはないので、書いている人も指導する方も実際途中で分からなくなりそうになる時もあるのですが、

それでも書き続ければ何かが見えてくると信じて時間と枚数を重ねていくしかないんです。

 

出来上がりはもちろんみんな違っていてよく、お手本にそっくりに書かなければということもありません。

それぞれ個性を発揮しながら最大限の努力の結果を作品に出してもらえるようにという思いでサポートさせていただきました。

 

 

そして‥出品したらやっぱり結果が気になりますよね。

「もう結果出た??」と子供たちには毎度聞かれていますが、

もう少し、たのしみにお待ちくださいね。

 

 

普段はかなりゆるい書道教室ですが、

ちょっと‥いや大分頑張った今回の昇格試験。

きっとこの頑張りが次の作品に活かされると期待して、また新しい課題に挑んでいきましょうね。

 

 

 

寒くなってきたので、風邪などひかないように、

今月も元気にたくさん書きましょう!

 

 

 

2022.11.1

平賀敬子

 

 

 


   

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