KEIBOKUブログ(2022年5月)
気がつけばもうGWです。
早いですね〜
一年の三分の一が過ぎてしまいました。
何だか年々時間が加速しているように感じるのは私だけでしょうか‥
KEIBOKUでは進学や進級によるお稽古時間の変更が落ち着いてやっとひと段落という感じです。
習い事をかけ持ちして一人で移動している小学生も多いので、保護者の皆さんは日々のスケジュール管理がとても大変だと思います。
それぞれ都合の良いクラスに入っていただきたいのですが、どうしてもご希望が多くなってしまう時間帯もあります。
まだ希望通りではない方もいらっしゃると思いますが、引き続き調整させていただきますのでお待ちくださいね。
私が子供ころは田んぼの真ん中で何時間もぼーっとしたりして、毎日ひまだなぁ‥と思いながら暮らしていたので、週に一回たった一つの習い事だった書道に行くのがすごく楽しみだったのですが、
今の子供たちは本当に忙しそうです。
そもそもぼーっとする田んぼもないし、公園でもおちおち一人では遊んでいられないような時代ですから仕方ないですよね。
KEIBOKUに来ている子たちは、ここが少しホッとできるリラックスタイムになってるような人もいて、教室に「ただいま〜」と言いながら入ってきて、「いってきまーす」で帰っていったり‥
ここにいる間に気持ちをリセットしてまた次へ‥
書道にはそんな効果もあるのかもしれませんね。
放課後を一人で過ごすわけにもいかないので習い事に通うということもあるようですが、
たくさんある習い事の中でその子に本当にあったものを見つけるのもなかなか大変なようです。
本人が興味ある分野だったり、親がやらせてみたいと思うものだったり、
実際に見て、感じて、知って、その中から自分に合った方向を見つけていけるチャンスは多い方がいいと思います。
ただ身体は一つで、時間にも限りがあるので、効率良くというよりは無理することなく本人が楽しみながら色々経験できればいいですね。
「石の上にも三年」という言葉がありますが、
実は私はあまり好きではなくて、
本当に好きなことであれば3年くらいあっという間に過ぎてしまうので、3年も耐えるのであれば思い切ってやめて、新しいことにチャレンジしたらいいのでは?と思っています。
自分の直感を大切にして、自分で進む道を選べば全てが楽しめる時間になり、耐える必要はなくなります。
なので始めてみて自分に合ってなければやめて、また他のことを体験してみるという柔軟さが大切だと思います。
KEIBOKUで長く続けてくれている人たちを見ると、みんな親からの強制とかは全然なくて、
本人の意思に任されているという感じです。
この4月にも中学入学を機にやめるのか続けるのかどうするのかなと思っていた数人の男子たち。
「続けたらとも辞めたらとも何も言わずに様子を見てましたが、本人から書道を続けると言ってきました!とても嬉しいです〜、これからもお世話になります!」というようなご連絡を何名かのお母様方からいただきましたが、
そんなことを言っていただきこちらの方が大感激でした。
お子様の意思を尊重して応援はしているけど全く強制や指示はされず、優しく見守っていらっしゃる素晴らしい保護者の皆様です。
「石の上にも三年」という何だか強制力を感じる言葉のようにではなく、自分の感覚で好きだから‥
で続けることができる子たちは本当に幸せですよね。
という訳で‥KEIBOKUにはやる気満々の人や、そして時にはお疲れ気味でやる気がない人も来ていますが、
どちらにしてもここに来ることが好きで来てくれているのだなぁと感じることが出来るのでよしとして(^^;
一人一人の気持ちに日々寄り添って私たちも過ごしていきたいと思います。
連休中にゆっくり休んで英気を養って、
また新鮮な気持ちで今月もお稽古しましょうね!
2022.5.1
平賀敬子