KEIBOKUブログ(2022年4月)

 

 

すっかり春かと思いきや、極寒の日々が突然やってきてぶるぶると震え上がった3月。

卒業式も終わっていよいよ新しいスタートですね。

KEIBOKUも新年度のカレンダーとなり、気持ちも新たに4月のお稽古が始まります。

 

 

 

 

春は何か新しいことを始めたいという気分になるからでしょうか、3月4月はたくさんの教室体験のご予約をいただきました。

ご希望の時間に空席がなかったりしてお受けできなかった方々もいらっしゃり、本当に申し訳なく思っています。

 

新着情報で、現在KEIBOKUで学びを続けていらっしゃる先生方が開かれている教室や講座などを紹介させていただきました。

 

お近くの方は是非そちらもお問い合わせくださいね。

 

 

 

 

さて先月、とても丁寧な文章のメールで教室体験についてお問い合わせをいただきました。

大学生ということだったので、てっきり女子かと思いきや、現れたのは大学生男子。

 

 

中学、高校とバスケ部だったそうで、書道の経験はなく、上京してアルバイトをしながら一人暮らし中という彼になぜ書道を習おうと思われたのか聞いてみたところ、

「字は一生ものなので、書道を習って綺麗な字を書けるようになりたくて体験に来ました。」という立派な答えをいただき感心してしまいました。

 

1か月間の体験中もメキメキ上達していたのでこれからの成長が楽しみです。

 

こんな風に今まで書道に関わってなかった若い人たちが興味を持ってくれるのもとても嬉しいことですね。

 

 

 

 

そして新しい出会いがあれば別れもあります。

進級、進学でご都合が合わなくなった方や、お引越しされる方など、

長年通ってくださった皆さんとのお別れは、KEIBOKU講師、スタッフにとって本当にさみしいことです。

あんなこともあったなぁ、こんなことも‥と色々思い出してしんみりしてしまいますが、

ただただ私たちは皆さんの今後の成長、活躍を楽しみにしています。

そして書道を習っていたことがいつかどこかで役に立つことがあればいいなと願っています。

 

 

‥とは言え、退会からの復帰率が高いKEIBOKU。

 

 

先日も就職のため退会する大学生男子が、

「会社に入って、休みの日がはっきり分かったら調整してまた通いたいです」と最後の日に言ってくれて本当に嬉しかったです。

 

いつでもウェルカム(^^)

待ってますね!

 

 

 

 

話しは変わりますが、むかしむかし、

私は大学で書道を学び、卒業後は旅行会社に就職しました。

地元の兵庫県には戻らず、東京で一人暮らしをしながら、仕事と書道の両方を続けていくつもりでした。

希望して配属された営業職でしたが、日々の残業と週末は添乗業務、それから夜は接待や上司との飲み会(お断りできない感じの‥)などもあって、

もう作品を書く時間は全く取れなくなってしまいました。

結局書道から離れざるを得なくなって、当時お稽古に通わせていただいていた成瀬映山先生のところにご挨拶に伺った日を昨日のことのようにはっきり覚えています。

 

 

一昔前は会社に入ったら仕事中心の生活になってしまい、他にやりたい事があってもなかなか続けるのは難しい状況でしたが、今は随分変わりましたよね。

特にコロナ禍になってからはテレワークが広がり、自由な時間を確保できるようになった人も多いのではないでしょうか。

 

 

仕事と並行して趣味や習い事などにも時間を使うことができたら、

それが気分転換になり仕事も更にはかどるかもしれませんし、

もしかしたら将来それが仕事や副業になるなんてこともあるかも‥

 

 

 

私も一度は離れてしまいましたが、結局今はどっぷり書道に浸かる日々を送っています。

きっと書道に縁があったのだと思います。

KEIBOKUに関わってくださる皆さんも書道に縁がある方々ばかり。

そんな繋がりがこれからも広がっていくような気がしています。

 

 

好きなことを仕事に出来ていることに感謝して、今月もまた書道づくしの毎日をたのしみたいと思います。

 

 

 

20224.1

平賀敬子

 

 

 


   

過去の掲載分はこちらから