KEIBOKUブログ(2022年2月)
今年の冬は、ほんとに、ほんとに寒いですね。
いつもは冬の間も薄着だった子供たちまで、手袋や帽子で完全防備しています。
そんな中、またまたKEIBOKUのドアが壊れ‥
換気だけでなく寒気も行き届いた⁈教室となってしまいました。
こうなったらしばらくは極寒を我慢する日々が続くのを覚悟をしなければ‥と思っていたら、
昨年もお世話になった教室の生徒さんのお父様がさっと来てくださり、あっという間に修理完了。
本当にありがたいことです。
ただ修理をしていただいても建物が古いため、また壊れる可能性はあるみたいなので、
みんなで優しくドアを開け閉めしていくしかないようです。
元気よくやって来る子供たちにいちいちお願いしなければですが‥(^^;
ご協力よろしくお願いいたします。
さてKEIBOKUの1月のお稽古は毎年恒例のおみくじでスタートしました。
今年は手作りで用意しましたが、それぞれ引いた内容によってスタンプをたくさん押せたようですね。
昨年最後のお稽古で♡マークまで届かず、がっかりしていた人たちも満足してくれたようでよかったです。
こんなおみくじやスタンプでも、みんながいつも楽しみにしていてくれてとても嬉しいです。
本当なら書道が好きだから‥という理由で通ってほしいとは思いますが、
特に小さいお子さんは書道に来てポイントを貯める‥ということが目的になっていても全然いいと思います。
たのしく通っている間に書道を好きになってくれればそれでいいです。
「好きこそ物の上手なれ」と言われますが、
もう15年以上、多くの子供たちを見てきて心から本当にそうだなあと思います。
字を書くことが得意な人も得意でない人も、楽しく通っていると自然と好きになって、そして必ず上達していい字が書けるようになっていきます。
その反対で、嫌々しぶしぶ?自分の意志ではなくやらされてる感じだと、身につかないどころかトラウマにもなりかねません。
感性が育つ大切な時期に好きなことを思いっきりやった人は、心が豊かな大人になれると思うので、
子供たちにはたのしく出来ることにたくさん時間を使ってほしいですね。
長年みんなが書いた字を見続けていると、もう字が話しかけてくるぐらいその時のその子の気持ちが分かります。
そしてその変化も感じることができるので、様子を見ながらアドバイスしたり、何も言わずただたくさんほめて丸を付けたりすることもあります。
特に1月、2月は学校での書き初め大会の結果に一喜一憂していたり、受験前の緊張感やストレスのようなもので皆んなの心が揺れ揺れな時期だったりするのですが、
そんな時こそ書くことで気持ちを落ち着けて、楽になってもらいたいです。
頑張ったのだから結果なんてどうでもいいし、
ただ楽しく参加することができていたらいいなと思います。
子供たちと話していてよく聞くのは、「親をがっかりさせたくないからよい結果を出さなければ‥」です。
親を悲しませたくないという優しい気持ちはプレッシャーにもなっているようです。
保護者の皆さんも難しいとは思いますが、どうかくれぐれも期待はしても、しすぎないように。
いつも結果はどうであれ、落ち着いてほめてあげてくださいね。
今、世の中は本当に非常事態となっています。
感染者が増えているからとかそんなことではなく、
子供たちが健全な生活を送れているとは言い難い状況です。
大人にとって1、2年は短い期間でも、子供たちにとっての1、2年は人生の中でもの凄く長い時間です。
ほとんど焦点が当てられていない子供たちの見えないストレスを少しでも取り除いて、たのしい気持ちで過ごせる時間をこんな時こそ大人が作っていいくべきだと思います。
ここでできることは書道を通してしかありませんが、
教室ではみんながリラックス出来るように、
集中して取り組めるように、
帰る時は気分よく帰れるように、
そんな風に子供たち一人一人の気持ちに寄り添いながらサポートしていきたいと思っています。
もしお子様のことで何か気にかかることがありましたらご遠慮なくご相談くださいね。
子供たちにかかわる大人が協力し合って、この状況を乗り切っていかねばと思う日々です。
2022.2.1
平賀敬子