KEIBOKUブログ(2021年3月)

 

 

三寒四温の日々が続き、春が近づいてきているのが感じられる今日この頃ですね。

去年の今頃から始まったこの新型ウィルス騒動、
少し辛抱すれば元通りの生活になると思っていたら、あれよあれよという間にすっかり世の中も人の意識も変わってしまいました。


そして先日の大きな地震で思い出した東日本大震災。
あれからもう10年が経つのですね。


思えばKEIBOKUが今の場所、志村坂上に移転してきたのも10年ほど前になります。

震災の影響を受けたわけではないのですが、何となくそろそろ場所を変える時期なのかなと思い、8年ほど教室を開いていた以前の場所から移ってきました。


また一からの出発をして無我夢中のうちに過ぎた感じですが、10年が経ち、今度はこんなことが起こり、教室もまた変わりました。


この先も世の中はどうなっていくのか分かりませんが、目の前のことに集中することで、不安のない生活が送れるのかもしれません。
とりあえず今やれる事をやる…

 


そう言えば先日ラジオを聞いていたら、「コロナ禍だからこそ始めてみたいこと特集」をやっていたのですが、その中にペン字と書道の話も出てきました。


一人でできる。
集中できる。
達成感がある。
気持ちが落ち着く。
生活に役立つ。

そして、字が綺麗な人は清潔感があるように見えるそうです〜!
ほんとにいいことだらけ、やらない訳にはいきませんよね。


KEIBOKUにもこんな時だから…ということで入会された方や、こんな時だから…ということでまた戻ってこられた方がいらっしゃいます。
その中には大学生男子も。
こんなことでもなければきっと今頃は勉強やバイト、サークルなどなどで大忙し、まさか書道を思い出すなんてことはなかったのでないかな…

元々基礎が出来ている彼は、少しブランクはありますがきっと前とは違う目線で取り組んでまた新たな成果をあげることと思います。
戻ってきて良かったなと思ってもらえるように、これが有益な時間となるようにビシビシ指導したいと考えています(^^)

 

 

さて、3月といえば卒業シーズン。
例年なら卒業式の練習の話題でいっぱいなのですが、今年は「卒業する気がしないよ〜」などと言っている6年生たち。
修学旅行にも行ってないし、卒業式の練習もあまりやってないようなので仕方ないですよね…


受験本番前なのに教室に来て遅くまで一生懸命書いている中3生もいたりして、「早く家に帰った方がよくない?」と心配していたら、
それを見ていた先輩高校生男子に「今焦っても仕方ないから書道に来てるぐらいでいいと思うよ。」と言われ、感心感心。
みんな着実に大人になってますね(^^;


いつもなら環境が変わるのでザワザワと落ち着かない雰囲気が漂うこの時期ですが、今年はなんだかみんなが静かです。
こんなに不安定な世の中を1年間、それぞれが一生懸命乗り越えてきたからなのかなあと感じています。

 

先週のお稽古で、80代のベテランKEIBOKU生のお二人が「なんでもだいじだいじってしてないで、少々無謀なことやってる方が長生きできるよねー、あはははー」と談笑されていましたが、
本当にその通り!
お二人ともコロナ禍でもお稽古を休むことなく、昇格試験にもチャレンジされたのですが、
そんな若々しいお二人がおっしゃることなので本当に説得力がありました。


ちなみに私が中学を卒業する時に卒業生の一言として書いた言葉は”Born to be wild !”(ワイルドで行こう!)でした。
いったいどんな中学生だい??な感じですが(^^;
今こそ”Born to be wild “かもしれません。
また次の10年もあっという間に過ぎると思うので、やりたい事をやれるだけやっていきたいです。
後悔することがないように、ちょっとやり過ぎたかなぁ…というくらいでいいのかもと思っています。

どんな状況でもチャレンジすることを恐れずに、自分からたのしみを見つけにいくことが大切ですよね。

 

 

花粉が飛んで鼻がムズムズ、薬を飲んで頭がぼーっとなったりと色々大変な3月ですが、今月も書道で気持ちを集中!お稽古頑張りましょうね(^^)


2021.3.1
平賀敬子

 

 

 


   

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