KEIBOKUブログ(2020年12月)

 

 

11月は小春日和が続いて日中は暖かくて過ごしやすい日が多かったですね。
そろそろ紅葉も終わり、本格的な冬になってくるのでしょうか‥


先日、このブログでもご紹介したシンガポールのSさんから、KEIBOKUのみんなにプレゼントが届きました。

 

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シンガポールの観光スポットや食べ物の絵入りミッキーのティッシュ♪♪♪
こんな状況なので年末年始も日本には帰国されないとのことで、わざわざ送ってくださいました。
思わぬプレゼントにみんなとっても喜んでいました♪♪♪
Sさん本当にありがとうございました(*^^*)

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪


そして、気になっていた昇格試験の結果が出ました。
一般部の「書道生活」では3名の方が教師試験に合格!!
長年コツコツと続けて来られた合格者の中には大学生も。
何事にも真剣に取り組む彼女は、かなりの枚数を書いて、最後は自分を追い込んで作品を仕上げていました。在学中に更にその上の師範合格も目指していきたいと今からやる気を見せてくれていてとっても頼もしいです。
最近は小、中、高、そして大学生、社会人になってもお稽古を続けている人が増えてきましたが、小さい頃を知っているからこそ、今もみんながそれぞれ目標を持って頑張っている姿を見るのはとても嬉しいです。

 

そして、学生部の「書聖」では4名が特待生合格!!
みんな中学生ですが、最高位の特待生まで本当によく頑張りました。とにかく長く続けないとここまで到達できません。
雨の日も風の日も通い続けた結果ですね。

特に今年は特殊な状況で前期の昇格試験を受けることが出来ず1年ぶりとなってしまいました。
実力を発揮するのは大変だったと思いますが、みんな本当によく頑張りましたね。

普通中学生というと、部活に定期テスト、そして受験勉強もあり、忙しさからお稽古事を続けるのは難しくなっていくものですが‥
現在KEIBOKUには30名ほどの中学生が在籍中で、みんな時間を調整しながら通い続けてくれています。
自粛中にLINEでのやり取りを直接するようになったため、今ではお休みの連絡や振替の日時の相談も保護者の方からではなく本人から来るようになりました。
お家の方から「行ってきなさい」と言われて教室に来るのと違って、自分で予定を決めて教室に来るからなのか、それぞれ書く字も随分変わってきたように思います。

ぱっと見ただけではどこを添削していいのかを見つけるのも難しい‥ということもあったりして、変なアドバイスをしてせっかくの作品が台無しにしてはいけないので、こちらも真剣です。

ただそんな中、アドバイスされて書き直すより、自分で自分の作品を見て考えて書き直ししていった方がいいのでは‥と思いつき、書いた作品を貼り、少し離れたところから見て、自分で考えながら直していく‥ということをやってみました。
迷走してしまったり、思い通りにいかないことに落ち込んだりしながらも、だんだんみんな自分の書いたものを直視して考えるようになってきています。

私がどれどれ‥と見る前に「あー、こことここをもっとこうすればよかったー」と自分で気づいていたり、一緒に見ながら更に良くするためにはどうしたらいいか考えたり、以前より作品に気持ちが入るようになってきたように感じます。

 

自分で考える‥といえば、一般部にペン字のお稽古で通っていただいている方の中にも、考えるベテランがいらっしゃいます。(ベテランと言っても、とっても若い女性ですが)


観察力がとても鋭い方で、いつも課題を書きながら疑問点を見つけて質問してくださるのですが、それが私もあまり意識しないで書いていたりする箇所だったりして、質問を受けて初めて「そうですよね。何ででしょうか‥??」となることがあります。
質問されたことで考える機会を得て、逆に私の方がいつも勉強させていただいているような感じです。


その方が先日、ご主人の親戚の方にお手紙を書く機会があったそうで、書き上がったものを写メで見せていただきました。
それは‥「入会されて3年目にしてこんなに綺麗で素敵なお手紙を書かれるとは‥」と私もびっくりの美しいお手紙でした。
お聞きすると、お仕事から帰られてからの時間をやり繰りして、計画的に下書きを何回もされてから清書に臨まれたそうです。
便箋や封筒もお相手のことを考えながら選んで購入されて、文章を考えて、時間をかけて練習して仕上げていく‥
その過程を聞いていて私はとても嬉しくなりました。

そして、「書く度に、この部分は先生に注意されるだろうなぁと思うところが出てくるんです。それを考えながら直していたら何枚も練習してしまいました。」とおっしゃってましたが、これがその方の物事への取り組む姿勢なんだろうなと思えて心から感心してしまいました。


ペン字に関しては特に、あまり良い指導が出来ていないのでは‥と日々反省の私ですが、生徒さん自身がこんな風に日頃の勉強を生活に役立てていることを知りほっと一安心(^^;


大人でも子供でも自分で考えて行動する人は本当に上達が早いですし、またそれが身につくスピードも違ってくるようです。
物事を見る時にただ見るのではなくて、意識することが大切なのかもですね。


ちょっと違いますが、今年になってこの世の中で起こっているたくさんの出来事も、報道されていることをただぼんやり見てるとフムフムという感じですが、意識して考えるとフムフムではない違う面が見えてきたりして‥


どちらにしても「自分で考えること」が今、特に必要な世の中になっているように思います。
字を書くことを通して受け身ではなく「自分で考える力」も養うことが出来ればいいですね。

 

 

KEIBOKUはクリスマス仕様へ♪♪

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今年ももうあと1か月で終わりです。
たのしい気分でお稽古して免疫力を上げていきましょうね〜♪♪♪

 


2020.12.1
平賀敬子

 

 


   

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