KEIBOKUブログ(2020年8月)

 

 

梅雨がまだ終わりませんね。
例年でしたら汗をかきかき、KEIBOKUカフェでカキ氷〜♪♪というところですが‥
この状況なので、残念ながら中止とさせていただきました。何だかさみしいですが( ; ; )仕方ないですね‥


東京の感染者数も増加しているようで、不穏な空気が漂い、人と人との距離を感じてしまう今日この頃。
ワイワイガヤガヤとみんなで楽しんだ日々が懐かしいです。


不要不急の外出はなるべく控えるようにとも言われていますが、どこまでが不要不急なのか‥
あまりストレスがたまらないように、今出来ることをたのしみたいですね。
制約はあっても心は自由なので、楽しいことを考えたり、想像したり、妄想⁈したり‥今までよりそんなことが必要なのだと思います。
爆笑したり、ニヤニヤしたり‥変な人と思われてもいいので心の健康のためにそんな風に過ごしましょうね。

 

KEIBOKUも教室を再開し、少人数制、時間が固定となって2ヶ月が過ぎました。
この雰囲気にもやっと慣れてきましたが、今までと比べるとすごく静かで落ち着いた感じで、すっかり普通の書道教室らしくなりました(^^;

 

それでもやっぱりKEIBOKUに厳しさはないので、今までみたいにのんびり‥というわけにいかなくなりましたが、リラックスしてゆる〜くというのは変わらずです。
何だかよく分からない緊張感のある日々なので、せめて書に向かう時間が皆さんの癒しになればいいなと思っています。
余計なことを考えないで集中する時間は心を軽くしてくれますよ。

 

一般部の方々の中には、ご自宅でも日々少しずつ時間を確保されて、書道に取り組まれている方がたくさんいらっしゃいますが素敵な習慣ですよね。
今月からは昇格試験の練習も始まるのですが、「今年の夏は家にこもって、ひたすら書くぞー!」と決意されてる方もいて、さらに充実した時間になりそうです。

 

 

さて最近、体験のお問い合わせで、「子供の字が雑で、ちゃんと書けないので何とかしてもらえませんか?」というご依頼がなぜか多いのですが‥
自宅での勉強時間が増えて、お家の方々が直接ノートなどを見る機会が増えたからでしょうか‥??

 

保護者の方からのご要望は「出来るだけ早く、整った字が書けるようにしてほしい」‥ということで硬筆だけをご希望される方が多いのですが、
いつもこちらがお答えするのは「まず書くことを楽しいと思うようになっていただく」ということと、「整ったきれいな字を書けるようになるには時間がかかります」ということと、「毛筆はもちろんやっていただきます」ということです。

 

何だかお問い合わせに反した答えのようになっていますが‥
字を雑に書くということは、書くことがめんどくさいとか、嫌だと思っているということで、そう思っている限りどんなに練習しても上手に書くことは出来なくて、いくら練習してもどこか誤魔化したような字になってしまいます。

 

スポーツ選手でも苦しみながらトレーニングしている選手より、トレーニングを楽しんでいる選手の方が良い結果を出すことが多いと言われていますが、
やっぱり「楽しい」、「好き」っていう気持ちがないと上達しないものです。

 

そして短期間で身につけた(というか、身につけたつもりの)ことはやはり短期間で忘れてしまうもので、時間をかけて繰り返し繰り返し練習して、やっと定着させることができ、定着してもなお繰り返すことで本当の実力となるのですが‥


そんな悠長な‥という感じでしょうか‥(^^;


いえいえ、急がば回れです。


もしもきれいな字を書くようになってほしいと思うなら、まず時間をかけることを覚悟する。そしてお子様が書いた字に対して決して否定的なことを言わないことが大切です。
まさか「早く!さっさと書いて!」とは言われないと思いますが、出来ればよいところを見つけてほめてあげれば、徐々に必ず上手くなります。


上手くなる‥と言いましたが、これも難しい話で、何をもって「上手い」と言うか。
目指すところは機械が書く活字ではなくて、人間が書く字です。個性があって人柄が出るような字。
それを丁寧に書ければ最強で、見る人が気持ちよくなってくれるような字を目指したいですね。


なので「上手いね〜」というのはあまりいい褒め言葉ではないのかもしれません。
私も「いい字だね」と言ってもらえるのが一番嬉しいです。


また鉛筆で書くのと違って、筆で書くことは感覚的な要素が多いので、墨の香りや筆が紙の上を滑るのを感じながら表現することは、勉強というよりまるで不思議体験のようです。子供たちは楽しみながら取り組んでいて、中には書き終わるまで呼吸が止まっているような人や、よだれが垂れてきそうな人もいます‥そんな集中している姿がとてもかわいいです(^^)
なのでやっぱり書道はおすすめです。

 

デジタルな世の中になったとしても、手書き文字が完全になくなることはないと思いますし、もしかしたら今より貴重なものになるかもしれません。字は一生ものなので、気長に自分らしい字を目指していきましょう!

 

ということで、ぜひ皆さんに書道を体験していただきたいのですが‥現在KEIBOKUでは、在籍中の方々の時間変更や振替を優先するために、新規の体験募集は停止しています。
申し訳ございません‥
またこの状況が落ち着いたらお知らせさせていただきたいと思っていますのでもうしばらくお待ちくださいね。

 


今月末には教室の修繕工事もおこない、3階に換気扇を取り付け、2階の窓の修理、1階は古い換気扇から新しいものに取り替え、入り口ドアにスライド式網戸も取り付けました。

皆様に安心して教室にお越しいただけるように、これからもKEIBOKUでは出来る限りの対策をしていきたいと考えております。

 

8月も厳しい状況は続きそうですが、暑い日々、無理をしないでゆっくりと、集中する時間をたのしみましょうね♪

 

2020.8.1
平賀敬子

 

 


   

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