KEIBOKUブログ(2019年12月)

 

気がつけば、今年もあと残すところ一カ月‥
もうすぐ2020年です。
気ばかり焦って何だか落ち着きませんが‥せめてクリスマス気分でワクワクと過ごしたいですね。


さて、10月、11月は展覧会や昇格試験への出品が続きましたが、今その結果が次々と到着しています。


学生部では、「書聖」の昇格試験で8名、「書道生活」でも1名が特待生に昇格しました。
幼児の頃から通ってまだ小学生なのに特待生に合格した人、中3受験生で忙しいのに何度も書き込んで合格した人、それぞれが今出来ることを精一杯頑張って結果を出しました。

 

特に「書道生活」で今回、特待生に昇格した中3の因間さんは、小学生で「書聖」の特待生になった後、「書道生活」でもう一度再スタートをして2度目の特待生となりました。
これから高校生になったら一般部と同じ課題でまた3度目の再スタートです。

特待生になったことで満足してしまうのではなく、さらに自分の力を磨いて怠ることのない姿勢はとても中学生とは思えません‥。
なかなか出来ることではありませんが、教室のみんなの憧れの存在、手本を用意する私もいつも真剣勝負です。

 

そして、「大東文化大学全国書道展」では、特別賞の書道研究所所長賞に1名、推薦賞に2名が選ばれました。
書道研究所所長賞を受賞した袴田さんは、高校受験が終わってから、教室に来たら半紙100枚書くということを続けてきました。
来るのが遅くなったり、部活で疲れている時もあったりでいつも100枚書けたわけではありませんが、目標は100枚ということで、とにかくひたすら書く書く書く。
彼女はもともと、とても上手に何でも書くことができるのですが、形を良く見て書きすぎるところがあったので、線質を鍛えるために100枚という苦行⁈に取り組み、そしてその結果、呉昌碩の臨書作品を力強く仕上げて今回の受賞となりました。

 

そして、一般部ではKさんが書道生活の師範試験に見事合格されました。
軽く10年以上は通ってくださっている方なので実力は確かなのですが、
「書道生活」の師範試験は、謙慎書道展と読売書法展サイズの二作品を提出しなければなりません。
これはかなりハードルが高く、KEIBOKUでは今までなかなか受験される方がいませんでした。
Kさんは毎年、謙慎展、読売展にも出品されているのですが、今年は読売展が終わった後もずっと書き続けられて昇格試験にのぞまれました。

夏が長かった今年、教室に持ってこられた大きな作品の字が汗でにじんでいることもあったりして、どんなに大変な思いで書かれているのだろうか‥という私の心配もよそに‥(というか、Kさんにしたら先生厳しい〜!って思われてたかもですが‥)最後の最後まで粘って書き続けられたKさん。合格のお知らせを書道生活、吉澤先生からいただいた時は本当に嬉しかったです。

 

みなさん、おめでとうございます。
師範になっても、特待生になっても、大きな賞をもらっても、まだまだ終わりがないのが書道です。
これを励みにさらなる前進を!
これからも一緒にたのしく続けていきましょうね(^^)

 


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「第3回KEIBOKU書道作品展inリヴァプール」のお知らせです。

 

2019年11月22日17時00分06秒0004.png

 


成田から一路ロンドンへ。
ロンドンでは美術館や博物館を中心に、ハリーポッター・スタジオ見学も予定しています。

 

そして、2020年3月28日(土)、リヴァプールの国立「ワールド・ミュージアム・リヴァプール」で書道イヴェントを開催します!

 


このイヴェントを現地でサポートしてくださるのはスカウス・ハウスさんです。

http://scousehouse.net/


長年、日本とリヴァプールの橋渡し役をされてきた
ビートルズ研究家の山本さんは、リヴァプールで有名な日本人。
もちろん今回のイヴェントにも同行していただきます。

 

今までもスカウス・ハウスさんが企画されているイヴェントに参加してきた私ですが、
最初はいきなりリヴァプール市長とお会いして作品を直接渡すことができ大興奮。

 

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それから憧れのキャバーンクラブで書道のイヴェント。
次はこれまたビートルズファンなら知らない人はいないほど有名なジャカランダ・クラブを貸し切って書道展をやらせていただいたり‥

 

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その他にも、普通に生活していたら起こらないような不思議でたのしいことをたくさん経験させていただきました。


今年のこのイヴェントを開催できることになったのも全てスカウス・ハウスさんのおかげです。
さて、今回も現地でどんなことが待っているか‥
それは全然分かりませんが、それがとっても楽しみです♪


すでに参加が決まっている方々とは準備をスタートしていますが、
一緒にリヴァプールに行ってイヴェントにご参加いただける方、
お手伝いしていただける方をまだまだ募集しています。


詳しいことは、
keiko.hiraga130723@docomo.ne.jp
までお気軽にお問い合わせくださいね。

お待ちしています!

 

2019.12.1
平賀敬子

 

 

 


   

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