KEIBOKUブログ(2017年10月)

 


今年は秋が少し早くやってきたような気がしますね。

 


毎年疲れている人が多い夏休み明けですが、
過ごしやすい日が続いているせいか、
みんな元気、元気。
パワー全開な感じです(^^)

 

 

そしてKEIBOKUは芸術の秋。

 

展覧会出品のための作品制作と昇格試験で学生部も一般部もみんな大わらわです。

 


いつも一生懸命取り組んでほしいと思ってますが、

 

特にこの時期は一年の成果を出せるときなので休まずに教室に来てくださいね。

 


昇格試験といえば学生部の方から時々ご質問をいただくのですが、

 


ちょうどいい機会なので、ちょっと昇格試験についてお話ししますね。

 

 


「まだ低学年なのですが受けた方がよいでしょうか?」

 

「毎回受けた方がいいですか?」

 

「受けないとだめなんですか?」

 

「子供がプレッシャーを感じそうで‥」

 

 

などなど質問を受けることもありますが‥

 


KEIBOKUでは入会されたばかりの幼児や1、2年生以外の方々は大体最初から昇格試験を受けられています。

 


受けるといっても特別に時間を取ってテストのようにやるわけではなくて、

 


普段のお稽古の中で月例の課題に加えて昇格試験の課題を書いて、

 

その中から一番よい作品を選んで提出するだけなので、

 

試験という感じは全くありません。

 

 

 

そして、低学年の頃から一年に2回ある昇格試験を続けて受けている方は中学生ぐらいで最高段位の特待生に認定されています。

 

 

特待生になるためには、10級からコツコツと級を上げて段になり、

 


また準初段から10段まで頑張り、やっとその上の準特待生、特待生に到達するという長ーい、長ーい道のりです。

 

 


最初はみなさん調子よく昇格していくのですが、

 


途中、それぞれの級や段で停滞してなかなか昇格しない時期が必ずやってきます。

 


年に2回ある昇格試験を受けていただくことで、そんな停滞する時期を上手く乗り越えられるようです。

 


そして、高学年で高段者となっていると、自分でもその段に合う作品をしっかり書こうという気持ちになりますし、

 


周りの人たちからも一目おかれるようになるので意識が違ってきます。

 


なので出来れば低学年の時から受けていただくことをおすすめしています。

 


KEIBOKUでは皆さんご存知のように毎回、昇格試験で特待生認定者が出ていて、その都度教室でもお知らせしています。

 

 


教室に特待生に認定された方々の写真を貼っていると、

 


「特待生ってなに?」


「すごいね!私もなれるかな?」


「どうやったらなれるの?」

 


と、やっぱり「特待生」はみんなの憧れのようです。

 


特待生になったからそこがゴールというわけでは決してないのですが、

 


KEIBOKUで書道を始めたからには是非とも特待生になってほしいと思っています。

 

 


一つのことを長年こつこつと続けてきて、自分で結果を出したということは、

 


きっと大きな自信となり、今後の人生の中で何かの支えになるのではないかなと思うからです。

 

 

 

なので是非この昇格試験というチャンスを生かしてほしいのですが、

 


私が少し気になるのは、


「うちの子の字はお手本とあまり似てないし、上手くないんですけど‥これじゃあ合格しませんよね‥」

 

というような保護者の方からのお問い合わせです。

 


他の各種試験と違い、書道ではこれが正解というはっきりした答えはありません。

 


たとえ、お手本と似ていなくても太い線で強く書けているとか、中心を合わせて位置がしっかり取れてるとか、評価のポイントは他にもたくさんあります。

 


そもそも、教室によってそれぞれの先生の書くお手本の書きぶりも違うので、

 


評価の対象はお手本と似てるということだけにはなりません。

 


ただ、一生懸命取り組んで書いたかどうかは見ればすぐに分かりますので、

 

 

その段階でできる限りの努力を本人がしたかどうかは大切です。

 


ちなみにKEIBOKUでは、本人に書きたいという気持ちがないように見える時は、

 


もしかしたら今は昇格試験を受ける時期ではないのかもしれないので無理やり書かせたりせず、

 


また次の機会に受けていただくことをおすすめさせていただいています。

 

 

 


毎回最後に作品をまとめながら、みんなそれぞれの級や段に相応しい作品を仕上げたなぁと感じるのですが、

 


昇格試験を受けることで、あらためて自分の級、段を意識して、

 


それに相応しい作品を仕上げようと努力した結果が出るのだと思います。

 

 

もともと書道の級や段は、一生その実力を保証するなんてものではないので、

 


自分の級や段を意識することで、モチベーションを上げながら、

 


継続し、たのしさを知り、技術を定着させる。

 


特待生はそれを頑張ってきたご褒美みたいなものではないかなと私は思います。

 


今回の昇格試験でも飛び級することや、特待生認定を目指して書き込んでいる人たちがたくさんいます。

 

 


みんなの努力が実りますように!


KEIBOKUスタッフは応援しますよ(^^)!

 

 

 

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それでは、今回も「KEIBOKU書道作品展inリヴァプール」のようすを写真とともに(^^)

 

 

 

 

 


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

 

 

 


リヴァプールに到着してすぐに作品展会場のジャカランダに行ってみると‥‥
こんなポスターを作って宣伝してくれていました‥‥感激。

 

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SHODOで通じるみたいですね(°▽°)

 

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コレクターも訪れる世界で一番有名なビートルズ・ショップで迫力のツーショット。

 

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湖水地方で宿泊したホテル、リンデス・ハウ・カントリーハウス・ホテル。
ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターが所有していた邸宅を利用していてとってもアットホームな感じ♡

 

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ホテルで昼食代わりのアフタヌーン・ティー。
量が凄いです(^^;;

 

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☆次回は湖水地方観光の様子をお伝えしますね☆

 

 

 


♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

 

 

 

「KEIBOKU書道作品展inリヴァプール」

 


来年も開催予定です♪


詳細はこれからお知らせしますが、ご興味がある方はいつでもお問い合わせくださいね。

 


2017.10.1
平賀敬子

 


   

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