KEIBOKUブログ (2017年7月)
気が付けばもう一年の半分が過ぎていました‥
早いですね~~(^^;
あっという間の半年でしたが、KEIBOKUではこの短い間にもみんなが着々と実力を付けてきました。
毎月の課題提出による昇格に加え、ついこの間結果が出た前期昇格試験でもみんなの大躍進にびっくり。
昇格の結果を聞いて手帳にご褒美スタンプを押している時のみんなの嬉しそうな顔、顔‥(^^)
この半年の間で全員が昇級、昇段し結果を残すことが出来ました。
中には最高位の特待生昇格の人たちも。
素晴らしいですね♪
誇らしいし、嬉しいです。
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KEIBOKUでは毛筆課題は一枚書けたら先生に見せて添削してもらってまた次を書くを6回、合計半紙6枚を書くのですが、
いつも一枚目が一番良く書けている人や、
だんだん調子が出てきて最後に今日の一番が出来る人など
みんな色々で面白いです。
高校生ぐらいになると自分の傾向も分かるみたいで、
「先生、一枚目キープお願いします」と自ら言ってくる人もいたりします。
一枚一枚集中して真剣に書いてほしいので、
書いたら必ず先生に見せるのがルールなのですが、たまにせっかく書いた半紙をくしゃくしゃにして丸めている人がいます。
「何でくしゃくしゃにしてるの?」と聞くと、
「失敗したからー」って言うのですが、
見てみるとなかなか良い感じ。
きっと自分で納得いかないものを見せたくないんだろうなぁと思うのですが、
そこはぐっとこらえて失敗したところがあっても最後まで書ききることが大切です。
自分で失敗だと思っても、違う見方をすれば失敗ではない場合もあります。
怪我の功名ではないですが、その失敗したと思ったところが味⁈になって、
作品が生き生きして見えたりすることもあるんですよ。
まとまったものはまとまってはいるけど無難な感じがして魅力は少なかったり。
教室で私はいつも「毛筆課題は形だけを真似しなくてもいいよ」「はみ出してもいいから元気良く〜!」などと言ってるのですが、
作品の本当の良さは線の強さだったり、勢いだったり、また逆に繊細さだったり‥‥
例えばアイドルでも完璧な美女より少しあれっ?って感じの人の方が人気があったり‥‥しますよね。
ちょっと違うかな⁈(^^;
まあとにかく自分がお手本を見て感じたことを表現出来ればただのモノマネよりレベルの高い作品になります。
何も形だけではないのですよ。
難しいですが見て感じることが大切で、その自分の感覚をいつも大切にしましょうね(^^)
そして、もう一つ大切なこと、それはいきなり成功しようと思わないこと。
当たり前ですが、失敗なくして成功なんてあるわけないですよね。
逆に失敗が多ければ多いほど成功の確率が高くなるのでは?
失敗、成功を自分で判断しないで「コツコツ書いてコツコツ見せる」が上達への近道かな。
「成功するまで見せない」なんて思ってたら逆に成功はどんどん遠くなりますよ。
大人になると分かるのですが、人生においても失敗してしまったなぁと思っていたことが、後で思えばあれがあったからこそ今があるって気付いたり‥‥
その失敗は自分の思い込みなのかもしれません‥‥
一つ一つの失敗も大切にしましょうね(^_−)−☆
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ところでみんなが新聞にはさんで持って帰っている作品ですが、
おうちの方からは時々心配の声が届くのですが、
書いた中でいいなと思うものは教室でお預かりしています。
なので持ち帰った作品は‥‥?あれ??のこともあると思いますが、
6枚と言えども最後まで集中力が持続するようになるにはそれなりの修行が必要になります。
その日のお稽古中にも調子がいい、悪いの波があるし、その週でもその月でもやはり波があります。
調子が良くなったり悪くなったりしながら、
また前進したりたまには後退することもあったりしながら、
それでも続けることでしか上達はありません。
KEIBOKUでは皆さんの書く字がその人を表すような素敵なものになるように長ーーーい目で見ながらサポートさせていただいています。
時々お問い合わせがありますが、
「ちょっとコツを教えてもらってチャッ、チャッっと上手に書けるようにしてもらえませんか?」
はお断りさせていただいておりますm(_ _)m
KEIBOKUの皆さんには
形だけにとらわれないで、
失敗を失敗と決めつけないで、
楽しみながら書き続けてほしいと思っています。
そして保護者の皆さまにはそんなお子様をあたたか〜い目で褒めちぎりながら応援してほしいです。
そうやって過ごした時間が一生ものの素敵な字を作っていくのだと思います。
今年も後半戦に入りましたが引き続きよろしくお願いしますね〜〜!(^^)!
2017.7.1
平賀敬子