KEIBOKUブログ(2017年3月)

 

 

 

 

東京では先日、春一番が吹きましたね。
まだまだ気温は安定しませんが少しずつ春が感じられるようになってきました。

 

 

KEIBOKUでは今年もひと足お先に「すくい取り雛あられ」~
自分ですくって袋に詰めるのがやっぱり好評。

 

ふわふわパステルカラーの雛あられを見ると何だか優しい気持ちになりますね^^

 

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そして、先日はKEIBOKU学生部作品展にたくさんの方々がお越しくださいました。

 

 

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グリーンカレッジホールでは2回目、2年ぶりの開催となりました。

スペースの関係でゆとりを持って展示することが出来ず、ちょっと見づらい感じだったかなとも思いますが‥


子ども達の作品が持つエネルギーが凝縮されて会場にあふれていましたね。

 


普段なかなかお目にかかることが出来ない保護者の方々とも少しお話しさせていただき、私にとっても嬉しい貴重な時間となりました。

 


皆さんご自分のお子様の作品だけでなく、いろんな学年のいろんなタイプの作品を観てたくさんのご感想を寄せてくださいました。

 


特に幼児、低学年の作品は、もちろん完成されてないけれど楽しく書いている様子が伝わっているようでしたね

 

 

 


そんな中で多かったご質問があったのですが、

「教室では丁寧に上手に書いてるみたいなんですが、連絡帳の字がとっても雑なんです‥
何とかならないでしょうか?」

特に低学年のお母様方のお悩みのようです。

 


まず‥‥
連絡帳を書いている時のことを考えてみると、

下校前の慌ただしい時間、
いつ消されてしまうか分からない黒板の連絡事項を、
放課後のことや明日の事も考えながら、
正確に写さなくてはならない‥
忘れ物しちゃったら大変だし‥

 


一方、教室ではお手本を横に置いて見ながら一文字一文字書く事のみに集中しています。

 


全く状況が違うので同じ字を書くことはとっても難しいです。


逆に連絡帳を書く時に教室のように書くことだけに集中していてはちょっと困るかも‥

 

 


私も先日教室でちょこちょこってメモ書きしていた字を小学生から「先生、もっと丁寧に綺麗に書いたら?」って指摘されてしまい‥‥(^^;;

 

反省はしましたが、まあ状況により仕方ないこともありますよね。(開き直り⁈)

 


なので、ご質問いただいた方々には「連絡帳の字が綺麗に書けるようになったらもうプロです!」とお答えしました。

 

字を書くことに集中してきれいな字を書き続けて、


書き続けてそれが身体に染み込んで定着して、


そして初めて、そこに意識を向けていない時でもきれいな字が書けるようになるのです。

 


小学生から注意される私もまだまだなのでやっぱり修行は続けています。


全学年の手本書きもやるので書いている枚数は相当ですがまだまだです。


自分できれいな字を書けたと思ったことが今までないのでまだ続けているのかもしれません。

 


簡単に手に入らないものこそ本物だと分かるから続けられているので、

 

皆さんにも「とにかく続けてみてください」と答えてしまうのです(^^;;


そんな私が何年もかかって得た「ここをこうすれば、こんな風に良くなる」というポイントを生徒の皆さんに教えたいのはやまやまですが‥

 

簡単に得たことは簡単に忘れるものなので、


なので、教室でも簡単には教えません。


自分で考えて、書いて気付きながら身につけていけばそれは一生の宝だと思いますよ。

 


「継続は力なり」を実践している生徒がKEIBOKUにはたくさんいます。

それが自慢の教室です(^^)

 


最近は「来年こそ書き初め展で金賞を取りたい!」という熱い思いで入会される方が増えています。

 

そんな様子を見ていたある生徒が「僕もそんなことを考えてここに来たんだよなぁ」と言っていましたが、

 

今では、そんな結果が全てではないことを分かってるんだなぁと頼もしく見えました。

 


ということで今月も

KEIBOKUでは


みんなでコツコツ


お稽古を続けますよー

 

 

 

2017.3.1

平賀敬子

 

 


   

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