釣れたて紀行

16.7.10五島
2016-07-12 16:25:42
五島白瀬
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沖ノ島のクロの釣況があまりに良くないので、会長、副会長、池田ブロック長、中原総務部長の4人で五島に調査団を派遣してみた。7月9日の午後7時に釣具のポイント大野城店より長崎自動車道経由で平戸口のあじかへ向け、距離約180㎞。帰りには伊万里経由で117㎞。新道路も出来ており、伊万里経由の方がはるかに近道であった。行きはどれほど遠廻りしたことか❢出港は夜11時。平日は夜12時出港とのこと。本当に久しぶりにあじかに来てみると、改装していて、とても広く、綺麗になっていた。奥さん曰く、改装して5年とのこと。そんなにもあじかに来てなかったとは、ビックリだ。さて、船はべた凪の中、約1時間10分ほどで上五島の平島に到着。目の前はもうそこに白瀬灯台が見える、港から最も遠い磯だ。大きなハナレに4人全員で渡礁。足場も非常によく、初心者で、今回初参加の中原総務部長にとっては釣り易い場所だ。夜は、霧雨が降っていたが、風もなく、波も穏やか。熱いのでレインスーツは着なかった。いつもは、テント持参で朝まで寝るのだが、今回は初心者がいるので、指導のため、早速仕掛け作りからしてもらうことにした。まきえ作りまで完了したところでもう3時を回っており、夜釣りは少しだけしたが、付けエサを取られるだけで終わった。昼用仕掛けを作り食事をしながら夜明けを待った。夜釣りの状況からタナは非常に浅いと判断。全遊動はやめて、浅棚の半遊動仕掛けに切り替えた。5時30分から開始だ。いつもどうりにジャンケンをし、勝ったものから右の釣り座に入り、時計回りにチェンジする。一番負けたので左の白瀬向きポイントに入る。次に、中原氏、副会長、池田ブロック長の順だ。タナを一ヒロで開始。マキエを十分足元にして、振り込むといきなりウキが消し込んだ❢『キター』なんと、一投目からヒット。しかもよく引く。竿はがまのインテッサGⅣ1.25号の5.3m。足元は根が張り出しており、強引には引き寄せられない。あまり強く寄せると瀬ズレの恐れがあるからだ。瀬ズレしそうになるとラインを出し、弱まるとまたリールを巻く。何度か繰り返し、ようやく浮いてきた。根があるところは、波もあり、なかなか玉網ですくえない。タイミングを合わせてようやく取り込んだのは約40㎝程の口太だ。これは幸先が良い。はるばる五島までやって来た甲斐があるというものだ。今日は爆釣の予感だ❢さらに、次もウキが入る。入れ食いだ。が、しかし、型が小さくなってきた。とうとう、木っ端尾長まで登場しだした❢そのころちょうど釣り場チェンジの時間となり、一つ右へ移動する。

2016-07-12 18:03:48
ド初心者中原君大型ゲット
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さらに、遠投をすると今まで以上にウキが音を立てて消し込んだ。すかさず、大合わせをくれると竿が根元からひん曲がった。懸命にためるも、絞り込んだドラグからラインが少しづつ引きずり出される。大型のヒットだ❢ためながら巻くを繰り返し近くまで寄せたところで、竿が天を仰いだ❢ハリス切れか❔いや、ハリは付いていた。口切れだった。引き方からして大型には間違いない。惜しかった。残念。と、ふと隣を見るとなんと今度はド初心者の中原君の竿が満月で、副会長がヘルプしているではないか。タモに収まった魚は紛れもなく大型のクロである❢やったー。紛れもない超ど初心者が、五島に来て、しかも大型クロを取り込んだのだ。しかし、良く釣ったものだ。いや、釣れたものだ。副会長によると、マキエもせず、ツケエのみで磯際に投入。するとヒット。ハリスが瀬ズレをしていたので、切られると思っていたが何とか上がって来たとのこと。ハリスを2号にしといて良かったとのこと。これだから釣りはわからないものだ。まさに、ビキナーズラックだ❢検量すると43㎝の立派な口太であった。

2016-07-12 17:10:32
平島のハナレ
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右に移動した釣り座では、潮がゆっくり右に流れ出し、状況はよくなってきた。今度は遠投してみる。30mほど先にマキエを5,6杯打ち、一ヒロチョットにウキ止めを設定し、仕掛けを投げ、張ると即ウキが消し込んだ❢キター。またしても一投目だ。よく引いて上がってきたのは37㎝の口太。次も同じ要領で、ヒット❢連ちゃんモードに入った。30㎝台が良く釣れるも、沖ノ島でいつも45㎝から50㎝台を釣っているせいか、型にやや不満だ。さらにまた、一投一匹の木っ端が釣れだし、良く釣れるも、やや嫌気がさしてきた9時頃に、船長が見回りに来た。今日は釣り人が少なく、良いところも空いているとのことでまた、10時に来るので、瀬替わりオッケーとのことだった。それから、しばらく釣るも型が小さい。遠くに白瀬が見えるので、白瀬に行きたいと突然思い、船長へ電話すると、誰も乗ってないのでオッケーとの返事で、即全員白瀬モードに突入となりバタバタと瀬替わり準備をしていると、もう船長がやって来た。早い❢船が瀬付けしたところでようやく準備完了でいよいよ白瀬へ向け出発だ❢以前白瀬へ来たのは、思えばもう五年も前だろうか、時が経つのは本当に速いものだ。と、考えにふけっているともう目の前に白瀬が❢本当に誰も乗っていない❢我ら4人だけだ。会長と中原君は小白瀬のハナレへ、副会長と池田君は同じ小白瀬の東のハナへ渡礁した。ちょうど10時で残り4時間近く白瀬で釣りができるので、みんなやる気満々だ。波もほとんどなく、時折うねりがあるものの気にならない程度だ。しかし風がない。曇ってはいるが、熱いのなんの。この時期は熱中症に気をつけよう❢水分は早めに取ろう。汗がしたたり落ちるので、もうタオルはびっしょりで気持ちが悪い。

2016-07-12 17:35:25
小白瀬のハナレより四畳半を望む
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準備ができたので下の段に降りて釣り開始。竿はインテッサ2号5mハリスは2.75号で開始。マキエは生の沖アミを配合餌無しの原型で撒く。すると、早速魚影が見えてきた。クロの活性は高いようで、40㎝前後がマキエに乱舞している。さすが白瀬だ。一ヒロ強でクロが見えているので、タナを一ヒロの半遊動、遊動は10㎝のほとんど固定で一投。すると、いきなり消し込んだ。キター。またしても、一投目からヒットだ。40㎝弱の尾長だ❢やや型は小さいが大事に取り、生かしバッカンへ投入。次もヒットへ。連続してヒットしてきた❢マキエをまいて、よーく見ていると、下には大型もチラホラ見えるが、ツケエが下に届く前に中型が食ってくる状態だ。しかし、だんだん口太が食ってくるようになり、型も伸びない。マキエが少なくなってきたので、配合を混ぜて投入する。すると、着水と同時にまきえの周りでジャンプしだした。いやな予感だ。そう、沖ノ島でよく見る光景だ。みんなの天敵『シロ』の登場だ❢3,4匹連続でシロがヒット。しかも、上がってきたらウンコしまくる。本当に嫌な奴らだ。やはり、配合餌を混ぜるべきではなかったか❔しかし、後の祭りだ。何とかして、クロを釣ろうとあれこれしながらポツリポツリと追加していく。最後はハリスを2号までに落とした。白瀬では、結局大型尾長は当たらずじまいで、40㎝未満を10枚ほど追加して終了となった。当日は、ほとんど潮が流れず、サラシの流れで釣ったようなものだ。型は出なかったものの、さすが五島だ❢クロの数は半端なく多い。木っ端を含めると、ほとんど一投一匹のクロを釣った。沖ノ島では、エサ取りだらけだったので、(特にシロ。しかも巨大な奴ら。)満足と言えよう。30㎝以上を20枚、40㎝を3枚ほどの釣果であった。

スペック

・竿 インテッサGⅤ 2号5m(白瀬で使用)    インテッサGⅣ 1.25号5.3m (平島で使用) 

・仕掛け ライン4号とハリス2.75号。ハリス2号。(白瀬) 1.75号。サンラインブラッキー。(平島)

・リール ダイワトーナメント3000LBD。(白瀬)   トーナメント競技。両方使用。(平島)

・エサ つけえ 半ボイルL、生L、ボイルL。  すべてローテーションで使用。

・マキエ 平島  ボイル1角。生1角。2キロパン粉4袋。超遠投の元。よく混ぜて使用。

      白瀬  生の原型2角

2016-07-12 18:07:18
43㎝の口太と超ド初心者の中原君
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何が何だかわからず、必死で釣り上げたクロ。結局これが優勝魚となった。おめでとう。しかし、満面の笑みは誰が見てもほほえましいものだ。

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