釣れたて紀行

釣り紀行
2016-05-19 10:58:29
会長の覚悟
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 今回タイトルには会長の覚悟とあるが、会長にとって沖ノ島調査はあくまで、巨尾長の65㎝オーバーを狙っての調査なのだが、過去幾度となく、ぶち切られている。もうここで覚悟を決めた!ちょっとでも弱気になれば大型尾長は絶対に取れないと。従って、前回調査で、がまのインテッサGⅤ2号5mがヒラマサに折られたついでと言ったら頭にくるが、3号5.3mを新規購入して竿も強いものにし、仕掛けはライン5号、ハリス6号で通してみることにする。口太は過去50センチオーバーも含めもう3000匹以上は釣っているので、今だ釣り上げてない巨尾長に挑戦と覚悟を決めたのだ!松田稔の主戦場である、高知県沖ノ島界隈では、巨尾長が見えており、太ハリスが見透かされた挙句、細ハリスのサイトフィッシングとなり、飲まれる前の食った瞬間にかけ合わせねば取れない釣りとなっている。一方、ここ宗像沖ノ島では40、50㎝は見えるものの、巨尾長は姿は見せず、突然深場から上がってきて、食うのだ。従ってほとんど針は飲まれており、4号までのハリスではひとたまりもなく切られるのだ。以上より、坊主覚悟の太字掛けである。今までは3、4号ハリスで50センチ前後をかなり釣ってきたが船長、吉田釣具のみなさんごめんなさい!先に、お詫びをしておきます。今からはあまり釣りきらないかもしれません!               

2016-05-19 12:23:39
新爆笑調査団。
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 さて、大変お待たせしました。爆笑調査団が沖ノ島へ調査に行ってきた!平日というのに26名の釣り客の多さで、船長の人気度がわかる。fukase塾は総勢5人だ。快晴、べた凪、中潮の状況で会長、副会長、ピップ山本エレキバン の3人は、西のハナレに、有光ヒラマサ部長とスモール大谷は本島のカベへ上がった。いつも通り、渡礁即テントでお休みだ。翌朝3時に起き、ラーメン、コーヒー、そして準備にかかる。日中は気温が高いが、朝は冷え込んだ。まだ、寝袋が必要だ。4時前にはもう夜が明けようとしている。季節は日々夏に向かっている。夜釣りで副会長が口太43㎝とイサキちゃんを10匹釣っていた。ご苦労様。3人で釣り開始前にじゃんけんをして勝ったものから右の釣り座に入り、時計回りの1時間30分交代とする。5時開始。まきえをしていくともうエサ取りがいる。ベラ、金魚、の下にはクロらしき姿が!前回の調査から2週間で、随分状況は変わっているようだ。水温は一度以上上がり、約17度。梅雨グロシーズンももう間もなくと思われる。船長曰く、2キロ前後の口太が上がりだしたとのこと。尾長はいつかな?妄想が膨らむ。まだ、上げ潮で、西のハナレの南側へは、あててきており、本島向きの沈み瀬側が良い潮だ。本島方向に流れており、イサキが当たっている。しばらくすると、そこで釣っていた副会長が騒がしい!大型の魚影が多数まきえに反応しているのだ。しかもでかい❢60㎝は超えていそうだ❢目を凝らすと、どうもシロ(イズスミ)か?しかも、なかなか食ってこない。ここで、大型をかけても取り込みは至難の業だ。浅いうえに、根が至る所にある。釣り座を交代しながら、潮の状況を見ていると、昼くらいに全体の活性が、ますます上がってきた。50mほど沖では、ヒラマサのジャンプが幾度も❢それに向けて、ハリスを太くしたピップ山本エレキバンが超遠投した。当然、まきえは届かないが、なんと食ってきたのだ。『来たー』ヒラマサか?いや、どうもおかしい。あまり走らないが、よく引いている?ハイ❢口太でした。しかも超浅ダナで食ったのだ。あとで、検量すると自己最高の51㎝だったとのこと。ピップ山本エレキバン君、おめでとう❢次々に竿が曲がるが、イサキちゃんばかりだ!もう、20匹近く釣った。海は、ますます良い感じになっており、尾長が来るのは今か❢と全員、緊張していると、副会長がついに掛けた。大きく曲がる、がまのアテンダーⅡ2.75号5.0m。しかし、次の瞬間、竿が跳ね上がった❢すっぽ抜けか?いや、ぶち切られている。ハリスは4号。みなさん、またしても副会長のぶち切られショーでした。ハイ。ふっふ。だから、何度も言ったのに。4号では無理だと❢一方、ずっとハリス6号で通した会長には、巨尾長らしきあたりは一度も来なかった。残念。やはりこれが、4号と6号の違いか❢くそ―。次こそは食わせてやると、歯ぎしり収まらない会長でした。本島のカベに渡礁した、有光ヒラマサ部長とスモール大谷は足元に40、50㎝のクロが沸いていたが、3度かけて、2匹はハリはずれで、一匹の尾長40㎝のみであったとのこと。巨尾長は次回に繰り越しだ?乞うご期待❢

2016-05-19 13:19:48
実釣インプレッション。
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 写真は、がまのインテッサGⅤ3号5.3mとトーナメント3000LBDをバッカン用竿掛けにセットしている。さて、今回のGⅤで前作GⅣとの主な相違点はトップのTZガイド(チタンフレームトルザイトガイドのことで、軽量かつ強化されている。)、PCS(双方向よりカーボンを入れることで反発、パワー強化。)とグリップデザインの3点が大きなところだが、リールシートは特に素晴らしい仕上がりになっている。工芸品といっても良いくらいだ。ほぼ、職人による手作りらしいが、ここが大きく値段にも影響しており、3号で定価221,500円とクロ用磯竿の最高値となっている。使用感については、3号5.3mと2.5号5mを比べてみたが、3号は、やはり重いものの持ち重り感はそれほどでもなく、2.5号より少し重く感じる程度。力任せに曲げこんだ時の粘りは余力が相当あり、固くなく、粘る感じだ。しかも、振ったときは2.5号より柔らかく、他社の3号竿より数段軽く感じた。実釣しても、片手で一日中振っても疲れなかった。沖ノ島の巨尾長用としては3号がベストチョイスと思われる。また、トップから3番目も十分柔らかく、仕掛けを振るときも2号クラスと違和感もなく振り込められた。あとは、巨尾長をかけたとき、どういう挙動と粘りをするかであるが、これは次回かまたその先か?乞うご期待である。

2016-05-19 13:21:44
インテッサGⅤ3号5.3mとがまの荷掛Ⅱ改良版。
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2016-05-19 13:59:13
ぶち切られの副会長、ピップ山本エレキバンと釣果。
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