未来へつなぐ牡蠣
私たちは、40年以上にわたり二倍体牡蠣を育ててきた親の背中を見て育ちました。
しかし近年、温暖化や海流の変化など、さまざまな要因が重なり、この海でも二倍体牡蠣が育ちにくくなってきました。
理由は一つではなく、地域や海域によって異なると思います。
それでも「だから仕方ない」と諦めてしまえば、牡蠣という大切な産業は、この地域から失われてしまう。私たちはそれが何よりも悲しいのです。
だからこそ、私たちは自分たちにできることを、できる範囲で少しずつ。
三倍体牡蠣という新しい形を取り入れ、未来へつなぐ挑戦を始めました。
四国のある漁協の協力も得て、県は違えど、想いを同じくする人たちとつながりながら、
浦神の牡蠣産業を少しでも前に進めていけることが、今の私たちの誇りです。
かつてこの地域では、真珠養殖も盛んでした。
しかし今では、個人で続いている海の産業は、私たち含め牡蠣養殖を行っているのは2軒のみとなりました。
だからこそ、代々残してくれているこの文化と技術を、未来へつなげていくことが、私たちの使命だと感じています。
そんな私たちの取り組みを、応援していただけたら本当に嬉しいです。
そんな想いを胸に、2024年9月25日、私たちは当地域で初めて三倍体の稚貝をこの海に入れました。
この小さな一歩が、未来へつながる大きな希望になると信じて。
