第47回新協美術展(2004)作品この作品は、米国での同時多発テロ後数年来胸の中に渦巻く想いを竹表面に墨で表現したものです。右に黒煙を上げて炎上する高層ビル、左に空爆で廃墟と化したカンダハル、中に平穏な田園風景を配し、時と場所の異なる情景にかかる日輪を普遍な自然宇宙の象徴として描き、描いてある現状が結果ではなく、其の先に続くであろう地獄絵は出現させたくないとの想いで、題名を「 其の果てに来るもの 」として出品いたしました。