ねぎの苗立枯病は高温期に播種・育苗する作型で多発します。
本葉1~2枚までの頃に発病し、地際部が白くなり、細くくびれ、倒伏して枯死します。
病原菌はリゾクトニア菌の場合とピシウム菌の場合がありますが、どちらの菌も比較的高温を好む菌で、育苗ハウス内の温度が25~30℃になると活発になります。
経験上、苗立枯れ病の治療は困難です。
運良く治療できたとしても不揃いの苗になってしまうため、予防が重要です。
育苗ハウス内が上記温度になる時期の育苗においては、播種後にバリダシン液剤5、発芽後にダコニール1000を使用して予防してください。