お知らせ

2020 / 09 / 24  10:31

糖尿病の治療

 糖尿病治療の

1.食事療法

食事療法のひとつとして、「食べる順番は、野菜を食べてから炭水化物を食べる

という方法があります。

食物繊維の後に炭水化物を摂ることで、食後の高血糖を抑えることがわかっており、

患者さんにとっても比較的容易に実施できます。

 

2.運動療法

糖尿病の運動療法としては、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動、

腹筋や腕立て伏せなどのレジスタンス運動、

片足立位保持やステップ練習などといったバランス運動があります。

有酸素運動の継続はインスリン感受性を高め、強い負荷で行うレジスタンス運動は、

筋力を増加させます。どちらも血糖コントロールに有効であり、併用薬することでさらに効果がアップします。

もともと外へ出て運動をしていない人が、無理に野外で運動しなければならにということではありません。

運動が苦手な人や高齢者では、バランス能力を向上させる片足立位保持、ステップ練習などでも生活機能、動作の維持に有効です。

 

3.糖尿病治療薬(インスリンを除く)の特徴をまとめてみました。参考にしてみてください。

種類 主な作用 主な副作用 低血糖リスク 体重変化
ビ種類グアナイド薬 肝臓での糖産生抑制 胃腸障害、乳酸アシドーシス、ビタミンB12低下、腎障害時、大量飲酒、手術前後は乳酸アシドーシスを起こしやすい

チアゾリジン薬 骨格筋・肝臓でのインスリン抵抗性改善
脂質改善作用もある
浮腫、心不全、体重増加、骨折リスク上昇(閉経後女性)
α-グルコシターゼ阻害薬 腸管での炭水化物の吸収分解遅延による食後血糖上昇の抑制 胃腸障害、放屁、肝障害
SGLT2阻害薬 腎臓でのブドウ糖再吸収阻害による尿中ブドウ糖排泄促進 性器・尿路感染、脱水、皮疹、ケトーシス
DPP-4阻害薬 GLP-1とGIPの分解抑制による血糖依存性のインスリン分泌促進とグルカゴン分泌抑制 SU薬との併用で低血糖増強、胃腸障害、皮膚障害、類天疱瘡
GLP-1受容体作動薬 DPP-4阻害薬による分解を受けずにGLP-1作用増強により血糖依存性のインスリン分泌促進とグルカゴン分泌抑制 胃腸障害、注射部位反応(発赤、皮疹など)
スルホニル尿素(SU)薬 インスリン分泌促進 肝障害

速効型インスリン分泌促進薬

より速やかなインスリン分泌促進・食後高血糖の改善 食前30分では低血糖の危険性が増すため食直前の服用

肝障害、透析患者では禁忌

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