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1⃣  茶碗を拭くとき「い」と「り」と書くと♰になのですか?

利休の茶の湯とキリスト教の関わりについて、私は茶道具やお点前の所作に注目しています。

台子七人衆の一人に数えられる細川忠興。その細川家には、利休の介錯を忠興の家臣・山本三四郎が務めたという伝承や、利休が忠興へ茶杓を託したという話が伝わっています。また、忠興の妻ガラシャは、キリスト教の信仰を貫いた人物です。

こうした背景を踏まえ、私は、利休の茶杓に十字架の象徴を、茶碗を「い」「り」と拭いた後の十字の動きに、祈りに♰重ねて考えています。

禁教の時代にも、茶の湯の道具や所作の中に、祈りの心が受け継がれていたのではないでしょうか。

私は、その祈りを台子十二段のさまざまな所作から感じ取っています。とりわけ、黒の真塗の台子や長板を用いたお点前には、小習からさらに真之真台子へと学びを深めるにつれて、静かで深い祈りを感じます。宗嘉